るりとうわた

日常をつづる

緊急地震速報の誤報、で良かった

夕方夫が高校野球の中継を見ていた時でした。
画面に地震速報が流れ、奈良を中心とした地震が起こると予報を流していました。
ここ東北やらでも地震があるので、即南海トラフが・・・と気になりました。
高校野球は続けていますし、その後の地震情報も入らないので、それほどのものは起こらなかったとホッとしました。
どうやら、誤報だったそうです。

地震速報誤報、ノイズの途切れ原因 「奈良で震度7

気象庁は8日午後4時56分ごろ、「九州から関東にかけて34都府県に震度4以上の揺れが襲う」との誤った緊急地震速報を発表した。実際には人が感じる揺れは発生しなかった。誤報を伝えた範囲は速報を始めた2007年以来、最大。橋田俊彦・地震火山部長らが記者会見し、「大変な影響、ご迷惑をかけた」と謝罪した。

 気象庁によると、同時刻に和歌山県マグニチュード(M)2・3の地震が発生。これとほぼ同時に、震源から約200キロ離れた三重県の南東沖60キロで、海底地震計が揺れを検知したとの情報を気象庁のホストコンピューターに送信した。

 地震と同時に離れた場所から揺れのデータが届いたため、コンピューターは実際の約2億倍の規模の巨大な一つの地震が起きたと認識。「奈良県マグニチュード7・8、最大震度7地震が起きた。九州から関東にかけて34都府県に震度4以上の揺れが襲う」と自動で速報した。 【朝日新聞

でも誤報でよかったです。
ただパニックになりかけたり、電車が停車して遅れなどの影響がでたようです。
こちらの記事では

緊急地震速報でも甲子園、意外な理由で試合続行

 緊急地震速報誤報で、鉄道のダイヤが乱れるなどの影響が出た。

関西の主要鉄道各社は全列車を緊急停止。揺れがないことを確認した上で運転を再開したが、帰宅ラッシュと重なったため、ターミナル駅では一時混雑した。JR西日本などによると、東海道線など在来線で運休や遅れが発生し、計約12万人に影響。東海道・山陽新幹線でも小田原―新岩国間で一時運転を見合わせ、最大29分遅れ、東海道で約5万6000人、山陽で約1万7300人に影響した。

 大阪市北区のJR大阪駅ホームでは、乗客の携帯電話から緊急地震速報メールの受信音が一斉に響いた。同区の大学生、矢尾慶悟さん(21)は「一瞬、パニックになりかけた。周りの乗客も驚いていた」と語った。

 夏の全国高校野球大会が開幕した甲子園球場兵庫県西宮市)では、第3試合の日川(山梨)―箕島(和歌山)の六回表、日川の攻撃が終わった直後に緊急地震速報が発表された。大会本部によると、大会中の速報発表は春夏を通じて初めて。試合を中断するかどうかは球審が最終判断するが、試合中は携帯電話を持っていないため速報に気づかず、試合を続行したという。

(2013年8月8日22時48分 読売新聞)

ある意味訓練にはなったと言えそうです。
これからお盆の大移動も始まりますし、地震が起きないことを願っています。

そして、何といってもこの地震国に、54基もの原発があることが納得できません。
もし大きな地震が起これば、福島の二の舞になることは明らかです。
未だその実態さえも把握出来ていない福島の原発事故で、毎日放射能を出し続けています。
1日300tにも上る汚染水の流出で、海も汚染され続けています。
地下水の建屋への流入を抑えるために、これから原子炉建屋を取り囲む形で地中に管を通し、氷点下数十度の冷却液を循環させて地盤を凍らせる凍土遮水壁を作るそうです。
その費用が、400億円かかるそうです。
事故そのものの解決を考えれば、どれほどの費用になるのか、こんな始末に負えないものはありません。
地震国の日本で、原発の再稼働なんて無理です。
安全なエネルギーへの切り替え時だと思います。