るりとうわた

日常をつづる

観劇


写真は我が家で作った柚子ジャムです。
これは暮れに近所から柚子を頂き、踊りの最終日に、自宅の庭から持ってこられた柚子をまた頂き、家に帰ったら夫がゴルフに来た友人から、「今年は豊作だから」と、また柚子を頂いて来て、30個近くになりました。
冷蔵庫は一杯だし、料理に使う柚子もこんなにいらないし、柚子風呂かな?と思っていた時、いつも行かせていただくブログで、美味しそうな柚子ジャムの写真が載せられていました。
そうか、ジャムがあったか!ということで、大みそかにお節を作りながら、その横でジャム作りをしました。(笑)
柚子ジャムは作りは初めてでした。(一度に柚子がこんなに集まることもないので)
本当に捨てるところがありませんでした。それで、出来たジャムが写真です。
お隣さんに一本差し上げたら、先日、「正月料理が終って、パンにつけて食べたらおいしかった。一人暮らしにはこれ一本で充分楽しめます」と言っていただいて嬉しかったです。
我が家でも今、使っていて、中々の出来で満足しています。
それで、踊りの初稽古に行ったら、その方が、また一杯の柚子と金柑を持って来て、「もう顔も見たくないから、全部持っ行って」と言うことで、皆で分けてもらって来ました。
またジャム作りをしますが、今は出かけている日々なので、そのうち急ぎます。(笑)

それで、今日の話は19日に観劇した「JAM TOWN」のお話です。(JAMつながりということで)
これは、2年がかりの一大プロジェクトで、KAAT神奈川芸術劇場にて始まる、A New Musical「JAM TOWN」です。
これは行ってみて分かったことですが、横浜中華街ともタイアップ企画がなされていて、このチケット提示で中華街&ショップでのお得なサービスが受けられるそうです。
まあそれもいいですが、これが18日だったら、横浜の雪被害で、相鉄線は不通で、行くことが出来ずですから、19日車窓の雪を見ながら、今日で良かったと思ったものでした。

「JAM TOWN]の「JAM」は、ジャムセッションの「JAM。
色々なものがごちゃまぜにつめ込まれ、とけあう街ヨコハマ。
演出家・錦織一清が、ヨコハマに生きる人々の出会いと別れを、鮮やかに、エンターテイメント性豊かに描き出します。
A NEW MUSICAL 

あらすじ. 横浜港につながる運河に係留された船を改築したボート・バー。ぶっきらぼうだがどこか温かみを感じさせるマスターの橘 祐司(筧 利夫)を慕って、今宵もなじみの客が集まっている。マスターの後輩で私立探偵の長谷川(藤井 隆)もそのひとり。ある日の深夜、J.J(水田航生)という青年と一緒に、泥酔してベロベロのあゆみ(松浦 雅)という少女が現れた。マスターが介抱しようとすると、見覚えのある火傷のあとが目に入る。あゆみは離婚して以来何年も会っていなかったマスターの実の娘だったのだが…。
原案・演出:錦織一清

振付:YOSHIE
原作:齋藤雅文
脚本:斎藤栄
作曲:西寺郷太
作詞:西寺郷太、金房実加
出演:
筧利夫
松浦雅
水田航生
YOSHIE
Oguri(s**t kingz)
HASSE
エリアンナ
大音智海
SUZUKiYURi

深瀬友梨
MASAHARU
藤井隆

公式HP http://www.jamtown.jp/

幕なし、舞台両側からコンテナが置かれ、その中央だけが開いています。
そこへラッパーやストリート系のダンサーが来て、パントマイム風に写真は撮ちゃダメ、お菓子をぼりぼりダメ、等注意書きを述べて、暗転し、両側のコンテナが移動し舞台が全開になり、はじまります。
ヨコハマを題材にしたオリジナルのニューミュジカルということですが、始まってしばらくは、何でヨコハマで、筧さんに藤井さんなんだろう?と考えてしまいました。
どう考えても,下北沢とか大阪しかイメージできないのですが(笑)、
いっそのこと、錦織さん本人の登場でもよかったのに・・・
以前見た舞台も、堂々とされ容姿も維持されていて良かったし、などと考えつつ、
後は若い方ばかりの起用ですから、まあ和み系でいいのかも、なんて思っていました。

オリジナル作品として、面白かったです。
なにがNEWかというと、一つはダンスです、ストリート系のダンスは確かに新しいでしょう。
私は人間はどうあがいても二本足で大地に立つしかないので、跳躍や飛ぶと言ったようなバレー的なダンスの方が好みです。
ストリート系の台地にすれるように回転したり、はいつくばってのダンスは好きでありませんでした。
ただ、この振り付けもされているYOSHIEさんのダンスは、ストリート系でもあるのですが、指の先まで、言ってみれば髪の毛の先まで神経が行き届き、しなやかに表現され、優雅なストリート系のダンスでこれが観たかったわけなんです。(笑)
テレビで見た時は、ソウル系のダンスをゆったり踊っていたのですが。
ここでは、もうびしばっし、くねくね、ストリート系を超速回転の手足の動きなんですが、もうそれがキレ、キレで、この方は、一体いくつなの?と思ってしまいました。
テレビでは40歳ぐらい?と思ったけどこれではまだ30代(前半?)ですかね、
もちろんソウル風もありと、それがキレがあるのに優雅、重力を感じさせないが、私には、そこ一番重要なんです。(もう惚れます)
話は小さい時に別かれた娘を探すというよくある話なんですが、
横浜を題材に選んだ内容で、暴走族風にカーチェイスで対決をするのですが、それをローラーブレイドを履いて、競争するのですが、舞台の前面だけでなく裏も当然回っているのでしょうけど、それが途中舞台越しに見えるのです。(これは斬新)
そこを探偵役の藤井さんが自転車で追いかける、と言う動きがあり、若い人は出来て当然として、それを何周かする筧さんの体力には感心しました。

YOSHIEさんが踊りながら、観客を煽るところがあるのですが、客席は少し声が上がり、手拍子がおこりますが、まだ大人しいですね。(笑)
どういう世代層かな?と私も気になり見ていたのですが、世代も性別もいろいろですが、相対的に若者がやはり多いです。
でも13日に始まったばかりなので、きっとリピーターが少ないのでしょうね。
帝劇のミュージカルは昼間は年齢層が高くて、私世代が多いのですが、こちらの方が手拍子がぴったり揃い、圧倒されることが多く、きっとリピーターが多いのでしょうね。
まだ新しい舞台で、リピーターが少ないのでしょう。

生演奏で、作詞作曲の西寺郷太さんがドラムで参加、途中筧さんとのリアル会話があって、そこで藤井さんと3人の繋がりが分かったりというネタバラシも少々あったりしました。(笑)
印象的には、娘役の松浦雅さん、母親役の東風万智子さんが、綺麗で、歌も上手かったな〜と思いました。
イケメンの水田さんも長身長なのに、ブレイクダンスを踊っていて感心しました。
3階席が結構空いていたので、当日券が取れるのでは・・と思いました。