昨日の続き
明日はゴミの最終日なので、昼間は庭の落ち葉や枯れ草を集めて、庭の清掃をしました。
出来れば落ち葉は土とサンドにして堆肥にするといいのですが、腐るまでに時間が掛かり場所もないので、惜しいのですがゴミに出します。
少々は木の根元に集めて、ミミズもいますので堆肥になっていると思っています。
1年分のゴミを出したいところです。
が、おせち料理はこれから始まるので、すぐにゴミの山となります。
上の写真は綺麗なサツマイモが手に入ったので、皮を剥き水に浸しているので、煮詰めて栗きんとんにします。
栗は手間のない瓶詰めを使います。
25日の日曜日のことです、孫も帰宅したので急いで年賀状を作り、終了後ほっとして久々にテレビを見ました。
それがTBSの『報道の日2011 記憶と記録そして願い』でした。
何と午前8時から15時間の番組だったそうで、後で調べて分かったのですが、「東日本大震災を中心 に、今年日本と世界で起こった出来事を、豊富なアーカイブ映像と総力取材をもとに、複合かつ横断的な企画の4部構成で総括する。中でも午後2時45分からの第3部『3.11映像の記録〜あの日、何があったのか〜』では、東日本大震災特集ではテレビ史上初となる“同時間帯ドキュメント”の手法で、地震発生の午後2時46分から各地の津波被害や東京電力福島第1原子力発電所などの映像を実際の時系列にそって紹介する。」というものでした。
私が見たのはちょうど3時前で、その3部3,11の当日を追ったものでした。
平和な暮らしがその地震によってさらなる津波によって奪われていく様は、本当に恐怖で、悲しくて胸が詰り涙が出ます。
千葉の液状化現象も東京の高層ビルの長い揺れも映像に映し出されます。
そして原発事故が起こり、その対応に関して、政府、保安院、東京電力の3者の動きを再現ビデオにしたものが流れます。
インタビューは当時の官首相、原子力安全委員会の班目春樹委員長、枝野官房長官、海江田万里経済産業相、と官首相が呼んだ大学時代の同窓生です。
これらのインタビューや他の調査でも検証したのでしょうが、このTVが25日にあり、政府の中間報告が26日の発表でしたが、内容はほぼ同じようなものでした。
26日の中間報告を見て、なんだ(やっぱり)政府とマスコミはぐるなんだ〜(?)、何て脳裏を過ぎりましたが・・・。
首相のいる5階と海江田氏のいる地下、危機管理センターの議論は別々、情報共有が不十分、東電側は現地から情報が入らないと言うばかり等々。
私たちが知らずに信じ込まされた原発の安全神話、その原発の安全マニュアルというものがどういうものだったのか?ということが知りたいのです。
ドイツのドキュメンタリー映画「アンダー・コントロール」の最新鋭の原発施設では事故に備え幾重ものロックがあり、それゆえ安全だからと言う推進派の意見でした。
日本の福島原発は電源が落ちたら、その次の、またその次の手立ては何だったのでしょうか。
同じ番組内で『釜石の奇跡』(釜石市民には多くの犠牲者が出たが、この地区の小学生と中学生の犠牲者は皆無に近かった)として生徒や先生のインタビューがありましたが、両者ともこれは奇跡ではない、日頃の訓練と同じことをしただけです、と答えていました。
それは自主的にとにかく高台を目指して避難をするというもので、調べてみると群馬大学の片田敏孝教授の指導で、小中の学童に、徹底した防災教育が行なわれていました。
http://www.t-toyoyama-j.ed.jp/photo/kamaishi.pdf
防災の3原則は、原則1「想定にとらわれるな」、原則2「最善を尽くせ」、原則3「率先して避難せよ」だったそうです。
しかも浸水想定区域外にもかかわらず年間5〜10時間の訓練を行なっていたそうで、見事にその成果が出ましたね。
想定外として水素爆発まで起こした福島原発は、地震が起きたら、津波が来たら、電源が落ちたら、その後の方法は日頃検討されていなかったということでしょうか。
手動で行なう訓練もしていないとか。
そういう状況で、安全策がないまま原発を動かすこと自体が誤りということになりますよね。
自然災害の地震だけでも不安なのに、日本列島に54基もの原発があることは恐怖以外のなにものでもないということになります。
また、12月26日「ブルームバーグ・ニュースが電力各社のウェブサイト情報を基に算出した国内原子力発電所の稼働状況は以下の通り。(表がありました)
26日午前11時現在で、原発全54基(出力合計4896万キロワット)のうち出力ベース11%に相当する6基(同562万4000キロワット)が運転中。」ということです。
その6基分の代替電力があれば原発とさよならできるのではないでしょうか。
もっとも、廃炉にするのに、30〜40年はかかります。
厄介すぎて、ため息が出ます〜。
でも未来の日本があるために。