るりとうわた

日常をつづる

活断層だらけ

今日の産経ニュースより、

原子力規制委員会の専門家調査団は14日、東北電力東通原発青森県)の敷地内にある断層の一種「破砕帯」が活断層かどうかを確認する2日間の調査を終えた。調査した5人のメンバーは破砕帯が活断層との見解でほぼ一致した。調査団は20日に都内で評価会合を開き、詳しく議論するが、会合で活断層と判断される公算が大きくなった。活断層と判断されれば再稼働は困難となる可能性がある。

これは青森県東通原発の調査結果で、全員一致で活断層と判定です。


11日の記事では、敦賀原発に関して

 日本原子力発電敦賀原発福井県)直下の破砕帯が活断層とほぼ断定され、同原発廃炉の公算が高まったことは、関西電力など電力各社に強い衝撃を与えた。関電などは敦賀原発を電力の供給元としてきたほか、敦賀原発の維持・管理などのために膨大な額の費用を支払ってきたからだ。また、関電の大飯、美浜両原発(同県)や北陸電力志賀原発(石川県)などの敷地内の破砕帯についても活断層の可能性が指摘されており、規制委の今後の判断次第では廃炉になる可能性が否定できない。

これでは、活断層の上に何基もの原発があるということで、ひとたび地震が起こればということを考えただけでも寒くなります。
これに対して、電気事業連合会八木誠会長(関西電力社長)は14日の会見で、直下の断層を活断層と判断したことに対し、「十分な根拠が示されたとは思っていない」と述べ、日本原電の追加調査待ちだそうですが、
すでにこういう発言をしています。
八木会長は、日本原電が追加調査で「客観的データに基づき活断層の可能性がないとの主張を実証するとしている」と規制委の判断が覆ることに期待しているそうです。
まさか、活断層の可能性はないの結論を得るための調査?なんてことはないですよね。
本来なら疑わしいだけでも、原発のような危険なものがあってはならないと思うのですが、100%でなければ、活断層とは言えないとか・・・。
もちろん廃炉にするのに費用が掛かるということがあるようですが、福島のようになれば、事故の解決や、補償問題等々莫大な費用が掛かるだけでなく、人の住めない地域となり、被害が甚大ですが、それを考えないのが不思議です。
まだ自分のところは大丈夫だという思いがあるのでしょうか?

安全神話はもろくも崩れ去ったのですから、日本に適したエネルギーの開発に一刻も早く取りかかって欲しいです。
脱原発の政治でなくては困りますね。