るりとうわた

日常をつづる

如月


早くも2月です。
でもまだ寒さが残っているので、衣(きぬ)を更に着る月であるから「衣更着(きさらぎ)」と言うのが一般的です。
また、草木の芽が張り出す月であるから「草木張月(くさきはりづき)」とも言うらしく、このころから庭の雑草刈りをしておかないと、大変なことになります。
他に梅見月(むめみつき)、木目月(このめつき)等の別名もあるそうで、いいですね、一段と春に近づく感じがします。
日が長くなるのは良いことです。
1月にモロッコポーランド(行ったのは3年以上前)の2つの旅行記を仕上げ、31日に滑り込みで仕上げました。
今日はもうパソコンなど見ないと、陽気につられて出掛けました。
積み立てた友の会のカードがあるので、現金を使わなくても済むので、新宿の小田急デパートへ行きました。
すると外の歩道から、1階の中まで、埋め尽くされた人込みにびっくり、(上の写真)
「さすが東京、芸能人かしら?」と、速攻興味津津、やじうまに
都知事選だわぁ!!
そうよ、東京は今は都知事選の真っ最中です。

テレビでは良く、埋め尽くされた人垣の中の選挙戦を見ますが、さすが東京です、びっしりでした。(選挙カーは遥か彼方にあり)
候補者は宇都宮健吾さんでした。
いまさら言っても仕方ありませんが、細川陣営と、脱原発で統一候補が出せれば最善だったのですが、本当に悔やまれますね。
と言うのも、先日2日前の読売テレビで夕方にやった4候補の討論会と言うか、司会者との一問一答でしたが、その番組を偶然見ていました。
もし都知事田母神俊雄さんか、舛添要一さんが選ばれたら、これは危ないよ、という気がしました。
4人が真っ二つに、脱原発派と他に分かれ、舛添さんは、「将来的に原発に依存しない」と言っておられたけどこれは推進とは言えないだけのように感じました。
少しだけ新聞記事になったのがあります。

 同日夕に放送される日本テレビの番組収録に、出演を依頼された舛添要一(65)、細川護熙(76)、宇都宮健児(67)、田母神俊雄(65)の4氏が参加した。冒頭、司会者から「ほかの候補とどこが違うのか」と問われ、4氏が示したボードにそれぞれの立場がにじんだ。

 舛添氏は「厚生労働大臣の経験」と書き、「都政でも重要な、出産、子育て、雇用や介護などの政策に携わった」と実績をアピールした。細川氏は「原発ゼロ! 自然エネルギーで新たな成長を」と「脱原発」を強調。「事故が起きれば大変な被害。都知事の任務は都民の命と暮らしを守ることだ」と訴えた。

 宇都宮氏は「生活者の目線」。サラ金被害者の救済に関わった40年の弁護士経験を前面に出し、「都民に寄り添う」と話した。田母神氏は「靖国神社参拝」などと保守色を強く打ち出し、「外国人参政権は絶対与えてはいけない。日本の島が外国人の手に落ちてしまう」と述べた。

 争点になっている原発問題では、それぞれの具体的な主張が出た。

 将来的に原発に依存しない社会をつくるとしている舛添氏は「2020年五輪に向け、自然エネルギーの活用を増やし、その分、原発を使わない」と主張。

 原発即時ゼロを訴える細川氏は「自然エネルギーの分野は成長産業になる。東京がその先頭に立つ。首都大学東京に専門家を集め、具体策を練る」と話した。

 同じく脱原発派の宇都宮氏も「都が東京電力の大株主なので、株主総会で福島第二の廃炉柏崎刈羽の再稼働反対と廃炉を提案する。自然エネルギーの導入を支援する」と述べた。

 一方、再稼働に賛成している田母神氏は「原発を安全に使いながら電力供給して景気回復をしていく。使わなければ、中小企業は倒産してしまう」と訴えた。

 昨年4月で都内に約8千人いるとされる待機児童の問題では、舛添、細川両氏が「4年でゼロにする」と約束。宇都宮氏は「保育園を増やし、保育士の待遇を改善する」とした。田母神氏は「子育てに専念する女性も支援を受けられる態勢を作りたい」と話した。

 収録は、司会者の質問に答える形で約50分。ただ、候補者間でやりとりすることはなかった。

録画しておけば誰がどう言ったか、分かったのですが、田母神氏は「日本の被ばく基準が厳し過ぎる、放射能で死んだ人は一人もいない、動物だってそうです、経済を停滞させてはいけない、原発は電気代が安い、その電気でどんどん活性化しないと」と言い、「今4兆円で石油を買っているから、電気代はどんどん上がる、それが中小企業を苦しめていく」と言ったのは升添氏だったと思ったのですが、
このお二人は、原発が安いとお考えなのでしょうか?
福島でどれだけの費用が掛かり、使用済み燃料棒の処理の仕方も決まっていない中で、その処理費用を考えれば、原発の電気代は遥かに高くつくことでしょう。(危険な上に、です)
そこを小泉氏はフィンランドオンカロを見てきて、岩盤が多く地盤の固いフィンランドならでは可能でも、地下水が多く地震の多い日本には不適と考えられ、脱原発しかないと結論付けられたのは一理あるわけです。
都民の暮らしぶりに関しては似たりよったりでした、争点はやはり原発依存か脱原発かだと思います。
宇都宮氏は前回も立候補されているから、細かい都政のことも言われるのですが、弁護士だからさすが、口はうまいです、それだけでは困るし。
今が危機だと、隠居生活から出て来られた細川氏、出遅れ感はあるけれど、脱原発は急務だと思います(そこを買う)。

安倍首相になってからいつの間にか、福島の原発事故は終わったことにされてしまっています。
東京都が自然エネルギーを成長産業として取り組む先頭となってくれれば、日本も少しはましだと思い、熱い視線を都議選に向けています。
自民票が田母神氏と舛添氏の2つに分かれればよいのに(姑息にも)・・・ガンバレ細川氏