るりとうわた

日常をつづる

ヤングとシニア


上の写真は玄関前の鉢植ですが、やはり暖冬なのか夏の花(日々草や千日紅)が終らず咲き続けていたのを、ようやくクリスマス兼お正月用の鉢植にチェンジすることが出来ました。

昨日は雨だったのですが、そんな中踊りのお稽古があり、踊り納めが無事に終了し、ホッとしました。
いつものお稽古は月曜日なのですが、先生の担当の高校生主体のグループと、合同の踊り納めの会にしたいということで、今回初めて日曜日となりました。

いつものお稽古通り、1時半に始まるのですが、先生から12時に来て、太鼓帯の点検をして、1時からはそれぞれの踊りの仕上げをするという予定でした。
私は秋ごろから、肩の関節が痛んで腕が上がり難く、太鼓帯を結ぶのを辞めていたので、久々のお太鼓です。(笑)
これまで後ろで結ぶやり方で覚えたので、手が上がり難いので、今回は前で結んで仕上げてから、後ろに回すやり方に変え、ネットで検索して、YOU TUBEの動画を見て、学習しました。
それで、10時半には昼ご飯を食べて、11時から着付けと帯結びに入る予定にしました。
前結びは、お太鼓を自分の目で確認できるので、大きさの調整がしやすいです、後ろはどうしても手さぐりになるので、形がいびつになったりします。
やはり楽に結ぶことが出来ますが、後ろに回してからは横からしか、自分の目では見ることが出来ません。
先生に、もっと枕の位置を上げてと修正の声がかかりましたが、そのまま先輩にほどかずに調整してもらいクリアしました。


私達は10人の会員で、今日はそのうち8人の出席でしたが、お揃いの会の着物ですから、壮観です。
高校生主体のグループは1人が社会人ですが、4人が高校生です。
私たちは市の名前を取って、○○教室と呼んでいますが、その若いグループはヤング○○と呼んでいるそうです。
「そうなると、私たちは自ずとシニア○○だわね」と年齢を自覚せざる得ません。
ヤングチームはお肌がつるつるで、はりがピーンとあって、女性同士でも、若いエキスが分けてもらえそうで、もう見ているだけでも楽しい感じです。(笑)
個人的にも、この世代とは全く接点がなく、自分の子供から孫までの中間の世代ですから、物珍しく写ります。

今までは、ほぼ一人に近い人数で踊りを披露したのですが、今回は合同会なので、私たちは同じ曲の者は5人という大人数で踊ることが出来、後は、先輩やヤングチームの踊りをゆっくり見ることが出来ました。先生のお手本の踊りもありました、さすが違います。
私たちがまだ、ものに出来ていない踊りをヤングチームはそつなくこなしています。羨ましいですね。(笑)
最後のミーティングでは、来年は社会人になったり、大学受験があったりの人もいますが、踊りを引き続きやって行きたいや、もっと大きな舞台で踊りたいという声が、ヤングチームから挙がりました。

ヤングチームの中には、おばあちゃんが踊りをさせたいという思いで3歳からお稽古に通っている方がいて、そのおばあちゃんが送り迎えから、お月謝まで持っていらしたのですが、今年はそのおばあちゃんが孫と同じ舞台に立ちたいと一念発起して教室に参加され、先日横浜の舞台(違う演目の踊りですが)、でその夢を実現させた勇敢な方が、このシニア会にいて、親子ならぬ祖母子の共演となり、お二方とも大感激しておられました。
その方は65歳で、高校生の孫ですから、娘さんの結婚がはやかったのでしょう。
孫に刺激を受けての夢の実現ですからすごいです。
日本文化が逆進化?かしら・・・(笑)
いえ、きちんと孫に受け継がれています。そのお孫さんも、ずっと踊りに関わって行きたいと夢を語られていました。

私は、親が作ってくれたタンスの中の着物を、せめて日の目を当てたい、若々しくなってしまったものも、教室内なら着れると踊りをはじめたのですが、何とかその目標は達成です。
親から子へ託された着物は使い道がありました。
残念ながら娘二人には託せない、サイズを大きくしないと駄目ですし、託せませんが、他のお子さんに託しましょう。
そうすれば、こうして、日本文化は若者にも受け継がれていくことになります。
とてもヤングとシニアの合同踊り納めの会は刺激的で、意義があるものになりました。
私も来年は、着物を着て満足していないで、”踊らんかな!”と燃えようかな?(笑)
いや、すぐに、膝が痛い、手が上がらないと、なりそうかな?・・・(笑)
やっぱり年は取りたくないものです。(しかたないですが)