るりとうわた

日常をつづる

忘年会


庭の水仙の花が咲きだしました。
これから次々と咲き続けてくれるので、お正月に活けるのによいタイミングで咲きだしました。
11月から咲いていると、お正月に使える花が無くて困るのですが、今年は良い加減です。

今日は少し早いですが、仲良しグループとの忘年会です。
一番上の方は80代、一番若い方が60代になったので、後の4人は60代です。
こちらに引っ越しして、生協の家庭班を作ったのがキッカケなのですが、気が合い、毎月積み立てをして、四季折々食事会に出たり、北海道旅行にも出かけました。
その後、一番若い方はこの住宅から引っ越しましたが、同じ市内ということで、交際は続き、また途中、一人が静岡に転勤になり、その後中国に転勤で重慶に住んでいましたが、退職して、こちらに帰ってきました。
色々の変遷を経て、30数年のお付き合いになります。
こういうお付き合いは遠くの親戚より、近くの他人ということで、親せきの遠い私たちには色々と支えになり、年上の方には色々と教わることも多く助かります。

ちょうどこ先週出掛けた際に、表参道のKINOKUNIYAで買ったトリフュチョコがあったので持参しました。
以前は月千円、その後旅行に行きたいから2千円の積み立てをしていましたが、お金が貯まり過ぎたので、もう10年ほど積み立てを中止しています。
一番若いしっかり者のTさんが、一手に会計を引き受けてくれ、会費を徴収しなくてもまだ2万円以上残っているからと、いろいろお菓子等を見繕って来てくれます。
場所は、もうご主人を亡くされて20年になる、一番年配なのに一番気の付く、料理上手なMさん宅で行っています。

Tさんだけは地元の方で、昨年お父さんが亡くなられ、お母さんが1人暮らしになり、通いでお世話されていたのですが、少々認知症が入りかけ、一人暮らしではご近所に迷惑が掛かるかも?と、4月に、お母さんを引き取って、同居されました。
それで留守に出来なくなり、今年は今日が初会合で、しかも忘年会ということになりました。

それでちょっと豪勢に、お寿司を取りました。
12時集合だったので、早目に夫のお昼のラーメンを作って、私が食べないでいると、「なんで食べないの?」と聞くので、「忘年会にお寿司を取ってあるから」と。(笑)
それが、配達されたメニューには、このうに、いくら、ねぎとろは1600円だったのに、値上がりして2000円になっていて、びっくりしました。
400円の値上げなんて、電話で注文した際に伝えるべきですよね、持って来てから値段が変わりましたと言い、新しいメニューを置いて行ったそうです。
まあ美味しかったから、良かったですが、生ものを食べれない一人と、遅れて来る1人は、巻き寿司で、800円が850円になっていましたが、それぐらいの上げ幅が普通ですよね。

まず1回の会合が、即忘年会になったお詫びをTさんが、話し始めましたが、お母さんが10月に新しく出来た老人ホームに入ることが出来て、今回の会合を持てたということで、謝る必要はもちろんないのですが。
彼女は、近くに弟さん家族がいるのですが、「私が母を引き通ることが最善だと思った」と言い、語り始めます。
ところが、それが最善ではなく、たったの6カ月が、重い苦しいものになったそうです。
Tさんには子供さんがいなく、犬好きで、ご主人と常時3匹の犬と暮らしてい居て、今は1匹は亡くなり2匹の室内犬と暮らしています。
そのお母さんが犬嫌いで、家の中で犬とすれ違うだけでも怯えられて、2階の部屋に閉じこもってしまわれたそうです。
そうなると犬の方でも嫌われているのが分かり、よく吠えるそうです。
部屋数が多いので、階下の部屋に犬を閉じ込めておくそうですが、その部屋の前を通るのも怖くて、用事があるたびに部屋に呼びつけるそうです。
彼女は結婚後夕飯にビールをたしなむのが、楽しみの一つだったそうですが、お母さんがそれに関して、うるさく「昔の女性はそういうことはしなかった」と言い、お母さんが寝静まった夜中に置きだして、台所で飲んで、キッチンドリンカーになったそうです。
またお母さんが、毎度旦那さんの帰りのことを「今日は何時ごろに帰るの?」と気になって仕方がないそうです。
もう日曜日は、旦那さんとどっちにも気を遣って落ち着かないそうで、「私はまだ一人で暮らせたのに、あんたが連れてきた」と愚痴られるそうです。

自分の親なのに、それぞれの家庭で別の生活をしていて、同居するということは、こんなにも難しいものかと実感したそうです。
その後、彼女の身体にじんましんが出て、痒くて治らず、医者に行くと、ストレスから来ると言われたそうです。
そのころ、この新しい老人ホームのチラシが入り、お母さんもそれを見ておられたそうで、ご自分で行きたいとも言われたそうです。
ちょうど彼女の家と実家との中間点にあり、弟さんも来れるし(お嫁さんは、お任せの人らしく)、今はお母さんも喜んで生活を送っておられるそうです。
彼女も、それで元気を取り戻したようで、それが今回の会合の開催に繋がりました。


あとは「今選挙中だよ」という話になり、「安倍さんの延命のための選挙になんでつき合わされないといけない」「しかもそれを税金でするなんて、自分のために使うのでなくて、国民のために使って欲しいよね」と、安倍首相への不満が一杯です。
しかも独断的過ぎて、今後の政治に不安を感じるとの意見が出ました。皆同じことを思っています。
それと、「小渕さんがなにも、明らかにしないで、出馬するなんて、常識はずれ」「あの兵庫県議より悪いわね」「絶対そこの選挙民は落として欲しいよね」「国民の代表なんて言えないもの」
だから、誰に?とは。出ませんでしたが、棄権は絶対しないでおこうという結論になりました。
家族近所、知り合いに、そう呼びかけるようですね。
私たちの生活が少しでも良くなるために。

あとは、皆で、こうして家を出してくれる主人は優しいわね、一人は「昼ごはんは作らないで来た、主人が作るから」と言うので、
私は「もうこの時間になると、洗濯物を取り込んでくれていると思う」と、夫自慢をしました。(笑)
1人は「それはないかも?知れない、大物を洗濯したから、早目に出るわ」と、犬の散歩のあるTさんと、2人は4時過ぎに出て、後の3人でまた5時まで話をしていました。(笑)
写真は夫へのお土産のお菓子です。(笑)