るりとうわた

日常をつづる

やっと咲いた椿!&あれから9年!

f:id:sasameyuki47:20200314091939j:plain

東京の桜の開花宣言が、今か今かと待たれる今日この頃、我が家の八重咲きの椿がやっと咲きました。

桜と競演する積りかしら?

でも負けずに豪華版な獅子咲き椿です。

f:id:sasameyuki47:20200314093742j:plain

まだまだ八重咲椿のつぼみが沢山あります。いつ満開になるのでしょうか?

何故に一般的な花は、今年は早いのに、この椿だけが遅いのか、不思議です。

 

3月11日、東日本大震災から、9年が経ちました。

フジテレビで福島第一原発の10年後のシンソウと言う番組を見ました。

坂上忍さんが今現在の福島の原発事故後を訪れます。

事故10年目の今、福島第一原発はどうなっているのか? 坂上忍が内部に潜入2020年3月12日 木曜 午後9:55

https://www.fnn.jp/posts/00050714HDK/

・靴下は3重・線量計・全面マスク…厳重な準備で坂上忍が内部を取材
・原子炉まで20メートルの中央制御室へ…“あの時”は電源喪失で真っ暗に

・事故処理はいつまで続く?福島第一原発の未来の姿とは

 

坂上氏は防護服を着て、靴下を3重にはいて、準備をする、のは、被爆した場合に一枚ずつ脱ぎ捨てていくためです。

そして、さらに、専用ベスト、被ばく量を測る線量計を持ち、進む

そこでわかったことは、 

実は、汚染水に含まれる放射性物質の大部分は取り除かれ、“処理水”として敷地の中に保管されている。その量はすでに東京ドーム1杯分、タンクの数は約1000基にもなる。

かつて敷地内にあったテニスコートや野球場、森だった場所も、今ではほとんどタンク置き場になっていた。だが、木元さんが「タンクを置く場所を作ることが難しくなってきている」と話すように、敷地が処理水のタンクで埋め尽くされるまでのタイムリミットは約2年半しかない。

では、なぜこの場所に溜め続けなければいけないのか。

その理由は、処理水に今の技術では取り除けない「トリチウム」という放射性物質が残っているため。しかし、この「トリチウム」の量は健康被害を及ぼすものではないという専門家もいて、政府は、①基準値以下に薄めて海に流す、②蒸発させて大気に放出するなどの方法を模索しているが、結論は出ていない。 

爆発を起こした原子炉に近づきます。

1号機と2号機の前で放射線量を測定すると、この場所の放射線量は毎時108マイクロシーベルト。ここに1時間滞在するだけで基準の100マイクロシーベルトを超え108マイクロシーベルトに達することになり、ロケが中止になってしまう値だ。

放射線量が高い理由は、ガレキに残された放射線物質がいまなお、放射線を発し続けているから。しかし、ガレキの撤去が少しずつ進んだことで、10年目の今、放射線量はこれでもかなり低くなっているという。

坂上がこの場所にいたのは5分程度。現在の被ばく量は合計10マイクロシーベルト

f:id:sasameyuki47:20200314164820p:plain

昨年から3号機の燃料棒の取り出し作業が始まったばかりなのだが、現在残りは1500本以上。すべて移し終わるには、あと10年かかるという。

f:id:sasameyuki47:20200314165806p:plain

  1. しかし、全く終わりの見えない作業もあった。それは、1号機から3号機に残る、溶け落ちた燃料棒、燃料デブリの取り出し。10年目の今も、格納容器には放射線量が高すぎて人が入れないため、ロボットを使った調査が続けられてきた。

     

誰が言おうが、言うまいが、映像の真実は強いな!と感じました。

その日着用した防護服手袋はすべて捨てられます、それらを詰めたコンテナがもう山のように溜まっていました。

2年半たてば、汚染水のタンクは敷地の中に一杯になります。共用プールの中の使用済み核燃料棒は何千本もあり、行き場がありません、さらに放射能に汚染された廃棄用防護服手袋はいっぱい溜まっています。

しかし、この原子炉廃棄のためにはまだ20年から30年を要するというのです。

まだまだ放射能に汚染された水や衣類は出続けるのです。

これを見たら、とても原子力発電所は怖くて稼働させられないと考えるのが普通だと感じました。

事故から何を学ぶのか、何を世界に訴えるのかは、しっかり目を開いて真実を見るしかないのではと思いました。