るりとうわた

日常をつづる

”ハドソン川の奇跡”

昨日はこのニュースに驚きました。

>> 米ニューヨークのハドソン川に十五日午後(日本時間十六日早朝)、USエアウェイズ機が不時着した。氷点下の厳しい寒さの中、大都会のまっただ中で起きた事故は、機長らによる見事な着水などで、一人の死者も出ず、乗客乗員全員が救出された。<<



本当にハドソン川が近くにあって良かった!

機長の判断が冷静で、熟練飛行士であって本当に良かった!

と、思いました。

なんでも離陸後、ガンの群れに衝突、両エンジンに鳥を巻き込んで飛行不能になり、ハドソン川に不時着、もし空港に引き返そうと旋回していたら失速して墜落した可能性が高い・・・といわれています。

本当にゾッとします。

しかし高度な精密機器に、こんな「鳥の吸い込み」(=バードストライク)という単純な弱点があったとは、今さらながらに不安を感じてしまいます。

もともと人間は地上に住む生きものですから、鳥からしたら領空侵犯ですよね、野鳥は本能で飛んでいるものです。

技術の開発で、安全に共生する方法はないものでしょうか?

国土交通省によると

>> 国内で03〜07年の5年間に航空機に鳥が衝突したバードストライクの件数は、72空港などで5691件に上る。このうち、最も多い羽田は▽05年126回▽06年118回▽07年172回−−など、年間100回以上のペースで報告されている。<<

それで、航空各社ともエンジンに鳥よけの塗装をしたり、空港周辺で鳥の群れを駆逐するなどの対策をとっているが、完全には防げないのが実情という。

シンプルな方策しかないようですが、人命のために早く、しっかりしたエンジンの防護策が整うように願います。

今度飛行機に乗る時には、ちょっと不安がよぎりそうなニュースでした。^^;