るりとうわた

日常をつづる

三国峠

道なりに進むと左手側に展望台があり、車を停めてそこに登ると、芦ノ湖が眼下に広がります。

海賊船もくっきりと見えます。この写真では手前の木にかぶっています。
そういえば、御殿場インターを出て、雲が西から北西に動いているので、南側から眺めて見ようということで、箱根の山越えをしているコースでした。
まもなく行くと料金所があり芦ノ湖スカイラインとわかりました。
そこをしばらく走ると、三国峠があり、山梨、神奈川、静岡の3県が見渡せるビューポイントがありました。

富士山には雲が次々に沸いています。
南側が駿河湾沼津市あたりでしょうか、右側は日本平かしら、左側に見えるのは伊豆半島です。


ここまで来たからには、また雲が動くまで頑張ることにしました。(笑)
雲が形を変える姿も富士山に変化のある写真かな〜、と数枚撮るのですが、長時間いるとやはり寒いので、私は車の中で待機することにしました。

色んな車が来ては、色んなポーズで写真を撮る様を眺めるのも楽しいものです。
今までのコースで、同じポイントで車を停めて撮影しているカップルと度々出会います。
若い夫婦のようで、同じ白いニット素材のペアルック調で、お互い写真を取り合い、芦ノ湖展望台では、私が頼まれて、お二人の写真を撮りました。
この三国峠では主人が頼まれて、お二人の写真を撮っていました。
人物を入れずに景色ばかり撮っているのは私たちぐらいかも〜(笑)
人間ウオッチングも中々楽しいものです。
そのうち気になったのは、少し離れた場所で、自分の車ばかり撮影している人です。
きっとお気に入りの愛車なんだろう、と見ていたのですが、色々車の向きを変えて、運転手が降りると富士山を背景に車のみ撮影と、なんだかシロウトじゃないみたいな雰囲気です。
車種はフォルクスワーゲンです、富士山に車という組み合わせなら、新年号の雑誌でしょうか?Webかしら?
そのうち道路から走らせての撮影です。
  

途中から赤色のフォルクスワーゲンも加わっての撮影です。
周りの方も気がつき始め、そばに立って眺めたり、話に行く方もいました。(笑)
富士山と車、どんな感じか、自分ちのを撮ってみることにしました。(マネ)

なんと粘り勝ちでしょうか、雲が動きました。

ここまで待つのに、1時間半掛かりました。この頃にはフォルクスワーゲンの2台も引き上げていきました。
カレンダーや専門誌の綺麗な写真の撮影というのは、ひたすら時間をかけてベストショットを撮るのでしょうね、本当に忍耐のいる仕事です。
私達も、また富士山の撮影をして、ようやく帰路に着きました。