るりとうわた

日常をつづる

初踊り


今日は日本舞踊の踊り初めでした。
普段のお稽古は半幅帯の略式ですが、踊り納めと踊り初めは礼装用の袋帯でお太鼓結びにしていきます。
五十肩をしてから、やはり左手は後ろに回り難いのですが、そんな事を言っている場合ではありません。
お仲間が迎えに来てくれる前に、着終えていなくてはいけないので、いつもより30分早く準備に取り掛かりました。
リフォームをして1階の和室を無くし、洋室にしたので、ベットがあり鏡から80センチ程しか下がれません。
それで後姿を見に玄関の姿見鏡まで走り、紐を取りに戻りと、行ったり来たりしました。(笑)
冬場は道行コートを着るので、私の背丈にしてはちょっとお太鼓が大きすぎですが良しとして出発です。
友人と二人で着くや否や、先輩を見つけて「済みません〜、ちょっと帯を見てください」とお願いです。
着付けのできる先輩は、優しく対応してくれるのでいつも大助かりです。
自分の帯を直してもらっても見れないので、友人の帯直しを見ながら、実に綺麗に仕上げるので感心します。

今日は事始と言うこともあり、初心に返って心得の注意などもありました。
上の写真はお稽古用に使う扇です。先輩から譲り受けた扇もあります。
まずは先生から、扇は”舞の命”というお話があり、付け加えて、当然分かっていることでしょうが、暑い時にこの扇であおがないこと、帯にさしたままトイレに行かないことの注意もありました。
その他挨拶と所作の注意もあり、その後踊りの稽古に入りました。
踊った後には、この一年に向けての抱負(願望)を述べます。
要するに、ここが上手になりたい、こんな曲を踊りたいということです。
昨年の踊り納めの時に、1人ずつ踊り、先生のご講評をいただき、「(心の)内のものを外へ出す表現力をつけるように」と言われました。
さすが良く見ておられます、苦手です。(笑)
でもやっぱり今年も、「基本がしっかり身につくように練習する」と抱負を述べました。
久し振りに動いたので筋肉痛になりそうです。