るりとうわた

日常をつづる

駅弁大会、他ニュース


年末から今まで、本当に寒い日が続きます。
これでは野菜の値が上がるはずです、外にいると本当に冷蔵庫の中にいるみたいです。
これでは保存用で、野菜は育たないですし、ビニールハウスの暖房費も大変ですね。
今日はようやく日差しが出て、洗濯物が一日で乾きました。

年が明けて、毎年我が家の楽しみは京王百貨店の駅弁大会です。
毎年新しいものも仕入れるのですが、欠かせないのが上の写真の山形県米沢駅の「牛肉どまんなか」と、富山県富山駅の「ぶりかまめし」です。
味がしっかりついていて、お米も美味しいです。
ただ1人で一つを食べると食べきれず、我が家は3種を適当に3人で分けます。(笑)
こんなことを家の中で言っている分には平和でいいのですが・・・
今年こそ良い年にとお参りしたのですが、入ってくるニュースに明るいニュースはなく、不安になるニュースばかりです。

二本松市のマンションの室内で屋外より高い放射線量が測定された問題はひどい話です。
これこそ人災で、政府がすばやい調査と対応をしていれば防げた可能性があると思います。

経済産業省国土交通省、県などが業者からの聞き取りなどを行っているが、出荷先は200社以上に及ぶとみられ、使用されたのはマンションや橋などのほか、仮設住宅が含まれる可能性もあるという。関係者からは「対応が遅れて全国に広がった『稲わら問題』と同じ構図だ」と怒りの声も出ている。
 「高線量」の原因とされるコンクリート原料の砕石は、計画的避難区域の同県浪江町津島地区で保管されていた。国交省や同市などによると、原発事故から同区域に指定された昨年4月22日までに、砕石業者から県内19社に5200トン出荷された。このうち2社は生コン業者、17社は建設業者で、この先さらに、計200社以上の建設関連業者に納入されているという。

近畿大山崎秀夫教授(環境解析学)は「構図は全く同じだ。採石場計画的避難区域にあり、国にとっては想定の範囲内で起こっていること。砕石を含め物流がどう動いているか思いが及ばないのが歯がゆい。気の毒なのは砕石業者で、出荷時点で汚染に気づくことは不可能なため、その責任を問われるのはおかしい。国の対策は全て後手に回っており、現場にしわ寄せがきている」と話した。【野倉恵、乾達、鈴木梢】

それに、放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)が活用されず、国民にはすぐに発表されませんでした。

そしてそれが、米軍の要請により、9日も前に提供されていたという驚きのニュースです。

藤村修官房長官は2012年1月17日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発事故直後に文部科学省が、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)で得られた放射性物質の拡散予測結果を米軍より9日遅れで住民に公表していたことについて、「(文科省の中間報告で)様々指摘されている部分について、その内容を検証しつつある」と述べ、「調査報告書の最終結果を待って様々な対応策や改善策が出てこないといけない」と語った。

文科省は事故直後の2011年3月14日、外務省を通じて米軍にSPEEDIの拡散予測を提供。一方、国内において試算結果を公表したのは9日後のことだった。放射性物質が流れる方向に向かって避難をした福島県浪江町南相馬市などの住民は少なくなく、政府の公表の遅れは住民の無用な被ばくを招いた。この点について問われると長官は、「事実関係もまだそれぞれに違うところもあると聞いている」と述べるにとどめ、文科省の最終報告を待つ姿勢を示した。

藤村修官房長官ニコニコ動画記者(七尾功)との一問一答

七尾記者: 文科省福島第1原発事故直後、外務省を通じてSPEEDIによる試算結果を米軍に提供していたことを明らかにしました。住民にその情報が伝えられたのはその9日後のことで、その分住民は無用な被ばくを受けていたことになるわけですが、この点につきましてご見解をお願いいたします。

藤村官房長官: いわゆる中間報告が検証の委員会でも出てきました。原子力災害対策本部および保安院SPEEDI情報を公表するという発想を持ち合わせていなかったなどの指摘もありました。さらに調査の中では米軍からの要請があって、そこには提供したという多分報告の内容もあったかと思います。これらはまだ中間報告ではございますが様々指摘されている部分について、関係各府省は十分に今、中間報告としての受けとめをし、その内容を検証しつつあると。最終的には調査報告書の結果を待って様々な対応策や改善策が出てこないといけないと、このように考えております。

七尾記者: 住民にとってみればこうした政府の対応の遅れで、無用な被ばくをしたことに納得いかないと思うのですが。

藤村官房長官: しっかり検証していくべき案件で事実関係もまだそれぞれに違うところもあるというふうには聞いておりますのでしっかり検証し、改善策今後の策をそれぞれの府省で考えねばならないと思います。

(ニコニコニュース)

どっちを向いて政治が行なわれているのか?と言いたくなります。
SPEEDIが国民のために活用されず、住民の避難が遅れ、放射性物質が拡散する方角に避難した人が出るなど、無用の被ばくを招いたりと、すべてが後手に回り、付けは全部国民に回ってきています。

今日17日は阪神・淡路大震災から17年になり、追悼行事が行なわれました。
この教訓を受けて、復興に向けて皆で力を合わせて、といううところですが、
今回の大震災ではこの原発事故がそれを遮る大きな困難となっています。
原発はもういらないと一層強く感じる日々です。