るりとうわた

日常をつづる

弥生の空に・・・


葉は寒さでやられているのに、咲きだしたムスカリの花です、まるでつくしみたいで、春を知らせてくれます。

さくら さくら
やよいの空は 見わたす限り
かすみか雲か 匂いぞ出ずる
いざやいざや 見にゆかん

これはさくらさくらの歌詞です、まださくらにははやいですが、昨今の弥生の空はちとおかしい・・・
今日は、雨ですが、ここのところ

弥生の空は 
かすみか雲か 花粉か黄砂か はたまたPM2,5か・・・

と言う状態で、富士山どころか、ちょっと先の山さえも濃度の濃いもや?スモッグで、見えなくなっています。
東京のほうは昨日濃霧が凄かったらしいですが、こちらはそれはなかったです。
それに花粉なら、山の方が濃いとか、濃度の差がありそうですが、全体的に同じ濃さという感じです。
1週間前まで、青空に富士山の白い山頂が綺麗に見えていたのに、これは、どこ(の国)から来たのか怪しいです。
こういう状態で、毎日過ごすなんて、鬱陶しいですね。

そしてイチゴの美味しい季節です。
これは土曜日に、娘と出掛けた新宿小田急デパートの苺とパンケーキの写真です。
この日も異様なスモッグで、弥生の空もおかしいと娘と食べながら、新宿の空を見て、言い合いました。

そして昨日、娘から贈られたケーキです。

あっ〜、一つ年を取ってしまいました。
いや、まだまだ60代、いばるほどでもありませんが、がんばるぞ〜〜
もらって食べるケーキも美味しかったです。



そして、今日高浜原発、違法と出ましたね。

高浜原発3・4号機 運転停止命じる仮処分決定
3月9日 19時34分NHK

(一部分)
福井県にある関西電力・高浜原発3号機と4号機について、滋賀県内の住民29人は、再稼働前の去年1月、運転の停止を求める仮処分を申し立てていました。これについて、大津地方裁判所の山本善彦裁判長は9日、3号機と4号機の運転の停止を命じる決定を出しました。
決定では「関西電力原発の周辺で行った断層の調査は、周辺のすべてで徹底的に行われたわけではないうえ、地震の最大の揺れを評価する方法はサンプルが少なく科学的に異論のない方法と考えることはできない」と指摘しました。そのうえで、「福島の原発事故を踏まえた事故対策や津波対策、避難計画についても疑問が残る。住民の生命や財産が脅かされるおそれが高いにもかかわらず、関西電力は安全性の確保について説明を尽くしていない」として、3号機と4号機の運転の停止を命じる決定を出しました。
決定はさらに、「福島の事故の大きさに真摯(しんし)に向き合って同じような事故を防ぐためには、原因の究明を徹底的に行うことが不可欠だが、この点についての会社の説明は不十分だ。もし会社などが原因究明を重視しないという姿勢であれば非常に不安を覚える」と指摘しました。

しごくまっとうな意見だと思います。
福島の事故の原因の究明が徹底的になされていないままの安全はないはずです。
これによりただちに高浜原発3号機、4号機は停止しなければなりません。
関電は10日にも停止作業に着手するそうです。

そしてこの方も言っています。

小泉元首相「この決定は当然だ」 高浜原発差し止めで
2016年3月9日19時50分朝日新聞

 「この決定は当然だ。原発ゼロに切り替えるべきだ。やればできるんだから」。小泉純一郎元首相は9日、高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じた大津地裁の決定を受け、安倍政権に原発再稼働をやめるよう訴えた。朝日新聞の取材に答えた。

小泉氏は決定について「国民の根強い原発に対する不安や、原発事故を起こしてはいけないという、国民の意思をよく受け止めたものではないか」と述べた。また、運転開始から40年を超えた高浜原発1、2号機の再稼働を、原子力規制委員会が例外扱いで認めたことについて「安全第一といいながら、収益第一になっている」と批判した。

これにたいし、菅官房長官は、「高浜原子力発電所3号機と4号機は、独立した原子力規制委員会が、専門的見地から十分時間をかけて、世界最高水準と言われる新規制基準に適合すると判断をしたものであり、政府としては、その判断を尊重して、再稼働を進める方針に変わりはない」と述べたそうです。

今回の仮処分を申し立てていた滋賀県内の住民と弁護団は、大津市内で報告会を開きました。
この中で、住民の代表の辻義則さん(69)は、「高浜原発3・4号機を運転してはならないという決定の主文を目にしたときは、鳥肌が立つほど感動した。裁判所が県民の願いに応えてくれた。3月11日を前にこのような決定を出していただき、裁判長の思いも伝わってきた」と述べられました。

また、弁護団長を務める井戸謙一弁護士は「これまでの裁判では、国の基準を満たしてさえいれば原発は安全だと立証できた。電力会社にとってはその立証は簡単なことだったが、今回の決定では規制基準に合格したかどうかだけでなく、福島第一原発の事故を踏まえていかに具体的な安全策を取ってきたかが検討された」と指摘し、「冷静な判断を示した裁判所に深い敬意を表したい」と述べたそうです。

福島原発事故を徹底的に解明して、本当に安全かどうか、目先のことばかりにとらわれずに、日本の未来を見据えて、結論が出せるといいと思います。