るりとうわた

日常をつづる

晴れの特異日

 (今花盛りの小菊)
昨日の文化の日、朝はあんなに曇っていたのですが、間違いなく晴れの特異日でしたね。
そして私たちにとっては晴れの舞台の日でした。
とにかく揃っての踊りが、一夜漬け状態の私たちですから、一か八かの1年間の集大成です。
私ともう一人の方のリズムの刻みが、少し早いので、心でカウントを唱えながら、しっかり溜めて踊ることに集中するようです。
出番は早めなので、それが終われば後は解放されます。

客席も朝は外のバザーにお客さんが集中するので、少なめですが、私たちにとってはそれもラッキーです。
何十店舗も出るバザーは手作り品や、家にある新品の不用品が驚くほど安い値段で出るので、早い者勝ちです。
1時間から1時間半で、すぐに終了してしまいますから、それがひと段落つくと、一休みがてらにホールが賑わってきます。
その人出の前に終わってしまう方が気楽です。
(10月撮影、先月までよく咲いていた秋明菊
いよいよ始まり、ライトが照らされて音楽が鳴り始めました、
ポーズを決めて、16カウントして進行方向へ首を振ると、なんともう出始めている人が、その次の人も、もうすでにバラバラです。
16カウント数えて、間があって、それから動き始めるのに・・・「うそーー」、「なにこれ???」という感じで、私と隣の人も踊り始めました。
もう頭が真っ白、「やり直したい」という思いと、「どこでカウントを合わせるか」と脳みそは忙しく思考中・・・その間は音楽が聞こえません。(笑)びっくりするほど短時間なのですが。
すぐ客席を後ろにして回るところがあり、そのまま8カウント目に手の振りが変わるので、そこで音楽に合わせばよいと結論です。
なんとか無事私と隣の人の踊りは揃っていたと思います、もう後は見ないというか必死で見えませんでした。
どっちかというと自分が間違える方がまだ気楽(?)なのですが、「しまった」と舌を出して(内心)いればいいというか、そうでなくこれまで間違えていない人が間違えると、「どう〜なっているの?」ともう恐怖ですね、何が正しいのかわからなくなってしまい、冷や汗ものでした。(~_~;)
 (ツワブキの花)
終わって舞台袖に入ると、先生が「良かったわよ、出始めだけ揃わなかったけれど」と言われました。
まあ終わって注意しても、遅いですものね。
早く飛び出した一番若い方は、「やってしまった!」と思ったけれど、足が出てしまってと、大謝りです、後は皆つられて・・・。
もう、3年出ていますが、今回が一番怖かったです。
これはアドレナリンかドーパミンが出る代わりに、ストレスになりそうで(笑)もう10年分年を取った気分でした、若返るつもりで踊っているのに〜(笑)
やはり甘くはなかったですね、一夜漬けではことは成せない、経験じゃない踊り込みが重要、が教訓かしら。
で、晴れて、解放されました♪