るりとうわた

日常をつづる

紅葉と富士五湖


昨日今年もいよいよ紅葉の季節と夫と話していました。
ネットで調べると、富士五湖は今週で、もみじ祭りが終わるところが多く、今が見ごろで行くなら明日(今日)と決めました。

夫はヘビースモーカーで、飛行機なら北海道ぐらいが限界で、私が友人と海外旅行に行くことについてはいつも「行って来ればいい」と言ってくれます。
今回私の行ったツアーが朝が早くて、5時半に起きて、6時に食事し、日の出前のもう7時(サマータイムの7時は日本時間6時です)には出かけていたという話をたびたびしました。

すると今朝は5時20分ごろから夫は起きだして、ごそごそする音が・・・
私も寝ていられなくなり、「晴れていそうなら行きましょうか」「まだ暗闇で何も見えない」と言いつつ、もうツアー並みに出る支度が進みました。(笑)
そしてツアーと同じく車中で日の出です。(笑)

一番上の写真もそうですが、山中湖からの富士山はくっきり青空に映えて美しい姿を見せています。
東名を飛ばして来たら、7時過ぎでした、やはり早起きは3文の得でしょうか。
その後先に一番奥の本栖湖に行き、逆に山中湖に戻ってくる提案を私がしました。
ただこれがちょっと失敗でした。(~_~;)
西へ行って東の富士山を見れば、朝ですから、当然逆光になります。

でも本栖湖の富士山はシルエットだけでも美しいです。
千円札の裏の富士山ですが、少しほっそり見え、とても優美な姿をしています。
裾野もきれいですね。8時でした。
夫が色が出ないから1時間ぐらい時間を潰そうというので、近辺をうろうろしました。

富士吉田方面に行くと牧場があり、牛が放牧されていました。
朝早く出たので、小腹が空いたから、コンビニでも探して何か食べようということになり、さらにうろうろするのですが、人口密度が薄いところにコンビニはありませんでした。
途中土産物店兼喫茶を見つけコーヒーを飲むことにしました。
沸かすのに時間が掛かっていたので期待したのですが、薄くてぬるいコーヒーで、しかもお値段は都会(東京)並みという高さでした。
うちのコーヒーと変わらない感じで、まあコーヒーを飲みに来たのが目的ではないので仕方ありません。(笑)
お店の人が、月水金は雨だから、今日は最高の天気ですよ、と言ってくれ、本当に雲一つないのは初めてです。
そして再挑戦です。

私のカメラではさほど変わり映えがしません。でも雪が白く見えます。
夫の一眼レフなら、その差が出ていることでしょう。
この時点で、まだ9時です。
カメラを担いだ同じようなグループに何度も出会いました。

そして精進湖に向かいました。


写真では出ませんでしたが、上にかかるもみじがそれはそれは綺麗な鮮やかな色合いで紅葉していました。
それが面白いことに、この1本の木の周りにだけ10人ほどのカメラマン(素人)が固まっています、他は広々と空いているのにです。(笑)
この木が撮影スポットで、皆狙いに来ています。
4〜5台の三脚が置かれ、中々入れません、それでも撮影が終わるとさっさと場所を交代してくれるのは、お互いの気持ち(趣味)立場が通じ合うからでしょう。
さっきの湖でも会った顔ぶれもいます。(笑)

これには湖は見えませんが、確か西湖に向かう途中にある「野鳥の森」という施設でした。
カメラマンも大勢いましたが、芝生でお弁当を食べる(まだ早いですが)グループや絵を描いているグループもあり、皆さんとてもお上手でした。よい趣味ですね。
富士山の上空を飛行機が通ると飛行機雲が青空にくっきりと線を描きます。
この辺で結構雲が出てきましたが、上空はまだ雲もないので、飛行機雲が良く目立ちます。

こちらが西湖と富士山です。

そして最後に河口湖の富士山です。

湖畔はもみじ祭りの人々や出店で賑わっていましたが、私たちは人ごみを避けて通り過ぎました。
この辺でちょうどお昼だったと思います。
河口湖を半周して、まだ1時前に帰路に就くことにしました。
富士山の雪の帽子は昨年は太平洋側に雪がなかなか積もらずに、北側ばかり白くて、斜めに雪帽子という感じでしたが、今年は一気に寒気が来たのでしょう、富士山の周りが同じ線上で白くなっています。
こういう姿も珍しいのではないでしょうか。

日本の秋の美しい風景です。
このまま未来に残したいですね、切実にそう感じました。