るりとうわた

日常をつづる

倉敷美観地区

夫と撮影旅行に行っていました。
私も写真を撮ったので、地域の紹介を兼ねて載せたいと思います。
まずは目指すは倉敷美観地区でした。
最初に蔵のある町でなく、バスで、アイビースクエアというレンガ造りの建物まで行ってしまい、蔵のある町を通りながら駅に戻るようにしました。

明治になると紡績業で再興が図られ、代官所跡に倉敷紡績所が建設されました。
その工場を再開発し、複合交流施設として再生したのがアイビースクエア。ツタ(=アイビー)のからまる赤いレンガが目をひく建物です、がまだつたは芽が出ていませんでした。


本町町並み
人の往来が絶えない倉敷川畔から道一本隔てた、静かで落ち着いた時間が流れる本町通り。
古くは倉敷と早島を結ぶ街道で、倉敷川沿いより先に町となり箪笥屋、桶屋など職人達が軒を連ねる場所でした。現在も格子戸の宿、杉玉が軒に下げられた造り酒屋、阿智神社へと続く参道など、昔のままのような風景に出会うことができる静かな通りです。



倉敷川と右側に見えるのが倉敷館
1917(大正6)年に倉敷町役場として建てられた洋風木造建築。現在は観光案内所として利用され、建物は、国登録有形文化財に指定されています



正面の建物が倉敷考古館
1950(昭和25)年、江戸時代の土蔵作り米倉を改装して開館。今では考古館の建物は、倉敷を象徴する倉として、ポスターや切手をはじめ、様々なデザインにも使用されており側面壁の貼り瓦の美しさも注目を集めています。



倉敷民芸館
江戸時代末期の米倉を改装したもので、白壁と黒の貼り瓦が美しいコントラストを描いています。
館内には古今東西の民芸品約700点が展示されています。東京の日本民藝館についで2番目に建築されたという歴史を持っています。
倉敷における古民家利用の第一号であり、伝統的建造物保存のきっかけとなりました。


倉敷川沿い


くらしき川舟流し
かつて物資を積んだ川舟の往来でにぎわった倉敷川。その風情を味わえる観光川舟が運行されています。
手前の高校生の列は写生をしていました。
明治時代か大正時代へタイムスリップしたような景観です。


大原美術館
昭和5年、倉敷の実業家大原孫三郎が設立したもので、西洋美術、近代美術を展示する私立美術館としては日本最初のものです。ギリシャ神殿風の本館の中には世界画壇の巨匠作品が多数展示されており、ツタにおおわれた石垣、
門を入るとロダンの彫刻「洗礼者ヨハネ」「カレーの市民」の像が迎えてくれます。


大原美術館の真向かいの大原家(大邸宅)の前だと思います、そこにようやく咲き掛けた桜を見つけました。
桜満開の関東を後にして西へ向かったのに、静岡辺りまで咲いていた桜が、名古屋以西は蕾が固くがっかりしました。
今年の桜の咲き方は変ですね。


こちらが、駅から来た時の美観地区の入り口付近の光景です。
この町は駅前からそうですが、電線がありません、きっと景観のために、地下に通しているのでしょう。
市役所も病院も市民会館もこれらの町並みに合った建物になっていました、それゆえに美観地区と名乗れるのでしょう、住む人々の苦労や努力も感じることが出来ました。