るりとうわた

日常をつづる

チューリップ


10日の日にはこれぐらいだったのですが

今日はこんなに開きました。


それでも太陽が陰ると、たちまち閉じてしまいます。

日が当たる時のみ開くようです。

4月の中旬と言えばオランダでもチューリップの最盛期です。
ちょうど9年前にオランダに行ったとき、アムステルダム南西のリッセにある巨大な花のテーマパークのキューケンホフ公園へ行きました。


キューケンホフ公園
キューケンとは台所、ホフは畑と言う意味で、元伯爵夫人のキッチンガーデンだったそうです。
320万㎡の敷地に森があるというか、森そのものが公園というイメージで、600万株以上の植物が植えられています。

私たちが行ったのは5月でしたが、チューリップの最盛期は4月中旬で、この公園では開園期間(行った年は3/25〜5/20)までは、マルチプランニング法という独自の栽培法で同じ場所に3度咲くように植えつけられているということでした。

そして、昨年トルコを訪れた際、チューリップはトルコのアナトリア地方が原産地ということを知りました。
トプカプ宮殿のタイル
トルコ国内の宮殿(トプカプ宮殿等)やモスク(ブルーモスク等)に貼られたタイルやじゅうたんに描かれています。
ブルーモスクの絨毯

16世紀に入ってからトルコからオーストリア・ウイーンを経てヨーロッパへ持ち込まれ、オランダに伝わったと言われています。オランダで爆発的に拡まり、国をあげての品種改良がなされ今に至っているようです。


チューリップをヨーロッパに紹介したトルコのオーストリア大使が花の名前を尋ねたとき、通訳が「頭に巻いているターバンに似ているもの」と答えたのが花の名前になったのだそうです。
ターバンをトルコ語で「tulipan(チュルバン)」と言うそうで、これが語源だそうです。

最近はチュ-リップの原種に近い、トルコでタイルや陶器などに描かれている、細いとがった花も、日本でよく見かけるようになりました。

                     (明日から21日まで旅行に出掛けますので、お休みします)