るりとうわた

日常をつづる

ガス工事と都議選


今日は、家のガス管の取り換え工事をしました。
昨年から、ガス会社がガス管が古くなって来ているので、交換するようにと警告と申し込みの文章が来ていました。
もうこちらへ来て35年が過ぎる頃です。
それと同時に、交換の下見と見積もりで戸別訪問もしていました。
その時の見積もりでは、道路から配管の距離が長いので、21万円ぐらいという見積もりでした。
道路が南側に面した住宅は配管が後ろに回り、距離が長いのでほぼ20万円ぐらいで、後はガレージのコンクリートを剥がすと3万円ぐらいプラスという具合です。
裏のお宅は、北側に道路が面しているので、距離が近く10万円ぐらいで収まるということです。

我が家はその前の年にリフォームをして、台所を移動したので、その時に新しく台所にメーターを取りつけて配管をしようという話があったのですが、なんかうやむやになり、風呂場から台所へガス管を床に這わせる工事を行い、25万円かかりました。
その時に、ガス会社の同じ人も来ていたのに、何故この地区のガス管がすでに古くなっているという話が出なかったのかということが、残念でなりません。
いずれ取り替えなきゃという情報があれば、そのついでに出来たことですから。
それを1年経って、取り替えてくださいというのでは、余りにも勝手すぎで、中々決心がつきませんでした。

これを逃したら、また5年後に来ますということでしたが、こちらも5歳年を重ねることですし、家は修理したのにガス管が腐敗しないとも限りません。
それで、一番道路に近い台所にガスメーターを設置して、今度は逆に風呂場へつなぐことにしました。
床下を這っているガス管は、もう少し大きなものに取り換えます、それで地中を掘る距離が短くなるので、16万円になるということでした。

検索してみると、

建築後20年以上を経過した物件のガス配管(主に埋没ガス管)の取替えをすすめている。ガス管の腐敗が進行しガスの漏洩につながる恐れがある。
 現在、埋没管はすべてポリエチレン管で、白ガス鋼管の使用は禁止されている。

と出てきます。
20年なら、もうとっくに過ぎていますから、こういう情報も早く伝わるようにしてほしいです。

以前のは物置の下に通っていますが、今回は使用しないので、そのまま切り離し、新しく物置を迂回します。
2番目の写真は、もう一つの物置の横を通り、台所の壁に来て、壁に穴を開けずに床下の通風孔からパイプを2本台所用と風呂場用を床下に入れました。
(ポリエチレン)
これまでのガス管は、白ガス管か亜鉛メッキ鋼管で、いわゆる鉄パイプというもので、最近の物は埋設部はポリエチレンで地上部は塩化ビニールのものを使用するそうです。
塩化ビニール
カラフルな黄色いポリエチレンのパイプに緑の保護膜を巻いて地中に埋めます。
カラフルすぎて子供のおもちゃみたいで、にわかにこの方が安全とは信じがたいのですが、よいものが出来ているのですね。

家から本管に繋ぐ部分はガス会社もちで、道路工事も行うので、3名の道路案内役の方もみえ、ガス工事は5〜6人の方が来られ、大変な労力と時間(4時間)がかかるものですから、夫とあれぐらいの料金は掛かるわね、と納得してしまいました。(とんだ出費には違いありませんが)
物置の前も綺麗に水で拭いて元より綺麗になりました、職人技です。

都議選の結果ですが、がっかりですね。
自民が全員当選で、自公の与党で82議席となり、過半数(64議席)を大幅に上回ったことも、そうですが、何よりも投票率が、過去2番目に低い43・50パーセントだった。というのがショックです。
都民の方は都に対して沢山の税金を納めていて、そこから都議に支払われているのに、どうして誰でもいいと思えるのか?不思議でなりません。
都政も国政もその人が投票してもしなくても、全ての人を巻き込んで動いていくのに、なぜ権利を行使ししないのでしょうか。

■評論家の大宅映子さんの話 反自民の受け皿なかった

 「面白くも何ともない結果。衆院選以降に民主党が何もやっていないことが表れた。自民党にこのままやらせていいのかと疑問を持つ人の受け皿がなかった。参院選の前哨戦という人もいるが、都議は何をやっているか分かりにくく、本当にそうかなとも思う。

 いずれにしても民主の責任は大きい。政権を取って、変わると思わせて変わらなかった3年間の不信感が今回もぬぐいきれなかった。低投票率は予想どおり。自民圧勝の予想の中、自分が投票して何かが変わる実感を持てないのが原因だと思う」


■漫画家の倉田真由美さんの話 理想より社会の基本の底上げ

 「都議は国会議員に比べて何をやっているか分かりにくく、知名度がある候補者も少ないので、結局政党で選ぶことになる。自民勝利は大方の予想どおり。
5月に株価下落もあって『アベノミクスは張り子の虎じゃないか』と言う人もいたけど、結局は低迷していた経済が動きだしたことを評価する人が多いんじゃないかと思う。実現可能性が見えにくい理想論を掲げるには、最近の社会状況は悪すぎる。今回の選挙結果は、理想を追い求める前に、社会の基本の底上げをしてからという民意の表れのように感じる」

この二人の感想に集約されるかもしれませんね、
参院選挙までにしっかりした反自民の受け皿と、本当の社会の基本の底上げが何なのかを、示せる政党がなくては困ります。

あと1か月、口先とパフォーマンスばかりの自民では、日本の行く末が、私たちの暮らしが案じられます、原発の無い平和な社会を願っています。