観劇
昨日夜寒くて、今秋初のストーブをつけました。
すでに北海道では雪が降り、嵐の日が、これから長い冬がはじまりますね。
暖房費がかさむのが怖いです。
しかし、世間では若い人たちが、ボーナスが出るかどうか?と心配して、忙しい師走を迎えるという時に、何で選挙なんですかね?
こんな不景気な時に、多額の税金を使って選挙をする気なんでしょうか?
全く国民不在ですよね、国民のための政治でなくて、自分たちのことしか考えていないとしか言いようがありません。
そんな政治家は皆、選挙で落としてしまいたいですが・・・
13日の日は、月一のお楽しみの観劇日でした。
一番上の写真は帝国劇場側から、皇居側を見て撮った写真です。
イチョウが黄色くなり始めました、晩秋という感じです。
6月以来の帝劇です。
11時に集まって早目のランチにしようとしたら、和食屋が変わっていました。
不景気になり、どこも大変ですね、丸の内の社員さんたちのランチも値下がりして、優雅なランチタイムは厳しくなったのでしょう。
11時開店で入っているのに、名前を書いて並ばせるとは、呆れてしまいましたが、まあ人件費を削ってサービスが低下しているのでしょう、辛抱強く待ちました。(笑)
中の仕様はそのまま、一体名前(経営者)以外に何が変わったのかわかりませんでした。
写真の京お茶漬け膳1000円でした。
「モーツアルト」
「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」という深遠なテーマをベースに、その高い音楽性と重層的な作劇で“人間モーツァルト”夭逝の真相に迫り、2002年の日本初演以来、日本のミュージカルファンを魅了し続けている本作が、いよいよ4年ぶりに帝劇に戻って来る。注目のキャストは、ヴォルフガング役としてファイナル・ステージに臨む井上芳雄と、前回に引き続きヴォルフガング役を演じる山崎育三郎、ヴァルトシュテッテン男爵夫人役の香寿たつき、コロレド大司教役の山口祐一郎、レオポルト役の市村正親ら、お馴染みのキャストに加え、今回新たにナンネール役に花總まり、コンスタンツェ役に平野綾/ソニン(Wキャスト)、ヴァルトシュテッテン男爵夫人役のWキャストとして春野寿美礼を迎え、2014年版に相応しいスケール感で、さらに華麗な『モーツァルト!』をお届け致します。
ストーリー幼き頃より“神童”と謳われたヴォルフガング・モーツァルト(井上芳雄/山崎育三郎 Wキャスト)は、音楽家として過大な期待を寄せる父親のレオポルト(市村正親)や姉ナンネール(花總まり)、ヴォルフガングの才能の独占を図るザルツブルクの領主であるコロレド大司教(山口祐一郎)らに囲まれ、本当の自分と周囲のイメージとの差に戸惑う日々を送っていた。
そんな折、ヴァルトシュテッテン男爵夫人(香寿たつき/春野寿美礼 Wキャスト)の援助を得たヴォルフガングは、愛する家族を残し、全ての束縛を絶つために、故郷ザルツブルクを飛び出し、音楽の都・ウィーンで成功を収める。
ありのままの自分を受け入れてくれるコンスタンツェ(平野 綾/ソニン Wキャスト)との愛を育み、全てを手にしたかに見えたが、ヴォルフガングの人並み外れた行動は、愛する人たちから理解されず、逆に心が遠ざかる結果となる。
全ては“音楽の才能=アマデ”に支配される運命にあることに、ヴォルフガングは気付き始めるのだった・・・。
何と言ってもやはり歌がいいですね。
それぞれの心情が表現され、役にあった歌ももちろんいいですが、井上芳雄さんの歌が、やはりスコーンとからだに入ってきます。(笑)
初演を観てから嵌ったミュージカルで、その時はW主演の井上さんと中川晃教さんの舞台を2度ずつ観に行きました。
井上さんの明るいノー天気なモーツアルトに、苦悩を体当たりで表現する中川さんと、対照的でしたが、井上さんの歌声が、私にはよかった、です。
「モーツァルト!(日本初演ライブ盤)」のCDも買いましたが、あれから、12年も経ったことに驚きました。このCDも今は、廃盤だそうです。
その井上さんのヴォルフガング役のラストステージということで、観劇しました。
この舞台も今回で7回目ですが、胃がんで休んでおられた父親役の市村正親さんも復帰、コロレド大司教役の山口祐一郎さんも初演から一緒です。
今回はじめて姉のナンネール役が、これまでの高橋由美子さんから変わり、これは残念でした。
コンスタンツェ役は、毎回変わっていますが、初演が松たか子さんと西田ひかるさん、次に木村佳乃さんに島袋寛子さんを観ました、それぞれ歌がいいのに芝居が?だったり、その逆だったりで、今回の平野綾さんは難なしという感じですが、少し印象が弱いかも、コンスタンツェは三大悪妻の一人とも言われているので、個性がある方が印象的ですね。
男爵夫人は歴代元タカラジェンヌが納めていて(久世星佳、涼風真世、香寿たつき、春野寿美礼、一路真輝(見てません))皆さん豪華で華やかな雰囲気を楽しめますが、私は初代の久世星佳さんが一番好きでした。上背もあって、本当に天から声が降りて来るようでした。
内容的には変わっていないと思いましたが、舞台装置や背景が違いました。
以前の景色など写真や絵の写実的な感じから、絵を使いながらも、枠を入れたりと、抽象的な感じになり、グレー色が多くなっていました。
ちょうど私は2006年に、「モーツアルト生誕250周年行事と、世界遺産を訪ねる旅」をしていて、ザルツブルクの街を歩き回り、モーツアルトの生家や幼少期の住まい、そして見上げる丘にある、権力者コロレド大司教の住まいを見学し、モーツアルトがウィーンを目指した道順でウィーンの住まい、劇場を訪れましたが、それらが舞台中にリンクして浮かび、懐かしく感じました。
モーツアルトのお墓も探し歩いて、記念碑を見つけました。
モーツアルトが亡くなったのが35歳で、今井上さんは35歳と同じですが、まだまだこの役を、やれると思いました、何故ラストにするのか?探してみると、今回の舞台挨拶のインタビューに答え、
「今回をもちまして、ウォルフガング役を卒業させて頂きます。まあ、僕は青春も終わったことですし(笑)、そろそろいいかなと・・・。またこのウォルフガングという役は今まで演じた中でも一番と言っていいほど沢山歌って沢山動く、大変ハードな役なので、年齢的・体力的にもそろそろきついかな、若者に譲っていこうかなと、というのは冗談ですが(笑)。本当のところ、いつまでこの役をできるのか、再演があるのかも分からないまま演じる中で、今回また演じられるというのも嬉しいですし、自分の中での区切りとして、『モーツァルトが亡くなった35歳まで演じられたら幸せだなあ』というのは考えていましたので、それが実現できて、本当に幸せに思っています。」
とありました。
なるほど、自分で卒業と決めたわけで、前向きな井上芳雄さんらしいと、思いました。
終演後時間があったので、夕飯のおでんも煮込んできたので、お茶をすることにしました。
帝劇並びの東京会館でちょっとリッチに、ティータイムです。(笑)
私が可愛らしく赤い方(アイス系)を、友人はプリン系でした。
お値段だけはランチの倍します。
こういうことが出来るのは、私たちが偶然にも、将来のことを考えて個人年金を積み立てて来たからです。
そして何を話したかと言うと、「これから選挙なんて信じられない」と言う話です。
国民の生活なんて、まったく考えていない、今なら、議席が確保できるという計算の上でしょうが。
安倍総理だって私たちに近い世代で、今の若者や、孫たちの世代の年金や暮らしぶりがどうなろうが、関係ないのでしょうね、今の自分たちさえよければ、と言う思いでいるのでしょう。
このまま進めば、暮らしの成り立たない者が増え、それこそ生活保護に頼らざる得えなくなり、結局税金がかかるということです。
自民党全員を落としたいけれど、かと言って、他に入れるところもない。(~_~;)
野党もしっかりして欲しいですね。
本当に、こんな時に選挙をするのでしょうか・・・、いえ、したいのでしょうね。