るりとうわた

日常をつづる

観劇


木曜日のことですが、月一のお楽しみの観劇日でした。
街はどこへ行っても、クリスマスツリーが飾られています。
そう言えば今年ももう一カ月を切りましたね。
そしてこの暮れに来て選挙ですから、びっくりです。
そして、今回は私の近辺では安倍政権に異を唱える人が多いのですが、新聞に載った調査では自民党が30%の支持を得るとの予想に、驚きました。
このまま安倍さんに任せると、あらぬ方向へ行きそうと不安を感じている人が多いのに・・・。
それにやはり、単独過半数となると、やりたい放題になり危険という感じもします、ただだから、自民党でなくて、どこへ入れるか?となると、躊躇してしまうということでしょうか・・・
投票率が下がると、組織力の強い自民党公明党はやはり有利になりそうで、投票率が高くなると、浮動票がどこへ行くかということになるのでしょうか。
是非皆で、選挙に行かなくては!!です。

話を元に戻して、有楽町の国際フォーラムでの観劇だったので、その国際フォーラムの地下のクリスマスツリーの写真を撮りました。
これが何で出来ているか?というと、来年の干支のヒツジのお人形が飾られていました。

ということは、クリスマス&A HAPPY NEW EARの兼用仕様ということです。(笑)
そして、アナ雪に登場した雪だるまのオラフくんもいました。

2時開演なのに、11時過ぎには集合するので、今回は上に上がってランチの場所を探しました。
そこにもクリスマスツリーがありました。

いつもは地下で食べるのですが、11時半まで開かないところや、いつの間にかお店が変わり、和食屋がパスタの店に変わっていたり、やっていても閑散としています。
とてもアベノミクスが成功している過程とは思えない地下街です。
とにかく高いお店には入れないし、安いお店は人手不足でサービスは悪いし、すべてに活気を感じなくなりました。
私たちのようにバブル期を知っているものは、無駄に店員が多くて、それでも人出も多く、あっちこっちとお金を落としていたころとは全く感じが変わります。

1080円の定食ランチ生姜焼きを頼みました。
ただ失敗したのは、ちょっとしょっぱい生姜焼きに合うのはパンでなくて、ご飯だったということで、あ〜日本人なのに、何故パンにしたのか?(笑)でした。
友人と食べながら、それでも私たちの生きている間はまだ年金も出て、何とかなるだろうけど、子供や孫の時代はどうなるか?なんて見当もつかないよね、と話し合いました。
このままでは輝く未来なんて、若い人にもきっと描くことは出来ないでしょうね。
それに、あの安倍さんの強権では、若者を右向け右と海外の戦場にでも連れていきそうな勢いです。
年金は減額されるし物価は上がるし、年寄の未来も明るくはないし、少子化で今の老々介護から、認々介護と言って、認知症の軽い人が認知症の重い人を見ざる得なくなるのでは・・・と、話し合いました。

その食事中も、1階ではドレス姿のオペラ歌手?の方が、歌を歌い、テレビカメラ(VTR)が回っていました。
何でしょう、この寒空に、暮れの雰囲気はしますが、背景が軽トラとは??(笑)
モーツアルトの「魔笛」のあの高音のところの歌が聞こえました。
そう言えば、この日の観劇は、手塚治虫原作の舞台『「ルードウィヒ・B」〜ベートーヴェン 歓喜のうた〜』という題名で、暮れの雰囲気がしますが、
深く検討せず、ただその題名だけで選んでしまった舞台です。

手筭治虫原作 音楽劇『ルードウィヒ・B』〜ベートーヴェン 歓喜のうた〜
 
手塚治虫未完の名作「ルードウィヒ・B」を舞台化!
ベートーヴェンの生涯と音楽が、現代に蘇る。

橋本良亮(A.B.C−Z)/河合郁人(A.B.C−Z)

知念里奈姜暢雄浅野温子里見浩太朗  他

原作:手塚治虫「ルードウィヒ・B」    音楽監督千住明
上演台本:ヨリコ ジュン    演出:モトイキ シゲキ

手塚治虫原作の舞台『「ルードウィヒ・B」〜ベートーヴェン 歓喜のうた〜』が、11月27日から東京・有楽町の東京国際フォーラムホールC、12月11日から大阪・シアターBRAVA!で上演される。

同作の原作である『ルードウィヒ・B』は、手塚治虫がルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベンの生涯を描き、手塚の逝去によって未完となった音楽漫画。舞台版では、絶筆となった後半部分に、交響曲第9番歓喜の歌”にまつわるエピソードを追加し、ベートーベンの若き日から晩年までを描く。

主人公のベートーベンを演じるのは、橋本良亮(A.B.C-Z)。ベートーベンが弟子入りするモーツァルト河合郁人A.B.C-Z)が演じる。さらに、里見浩太朗浅野温子姜暢雄知念里奈らがキャストに名を連ねている。また、音楽監督として千住明が全ての劇中音楽を担当。ピアニストの川田健太郎がピアノを演奏し、Delight Quintetが弦楽器を中心とした生演奏を行うほか、出演者の橋本や河合も舞台上で歌やピアノの演奏を披露するという

【あらすじ】
1770年、歌手の父ヨハンと母マリアの子として生まれたルードウィヒ・ヴァン・べートーヴェンは、少年時代から音楽の才能を見出され、やがて、100年に一人の天才と称されるモーツァルトの影響を享け、貴族の娘・エレオノーレや民衆の人たちとの出会いから、音楽こそが人の心を豊かにする事を知り、音楽家として成功を得る。

しかし、その瞬間、彼は聴覚を失うという冷酷な宿命を背負わされる。
その宿命のライバルこそが、貴族で音楽の才能を持ちながらも"ルードウィヒ"の名を持つすべてを恨むフランツ。
その恨みが音楽家ベートーヴェンの運命を大きく左右することになる。
果たしてルードウィヒ・Bはどう戦い、何を想い、音楽で何を表現するのか……。

手塚治虫の未完作品に新たにクライマックスを創作。
今、ベートーヴェン最後の交響曲第九の『歓喜のうた』が鳴り響く──。

このピアニストの川田健太郎さんは、映画「のだめカンタービレ最終楽章 前編&後編」にて千秋(玉木宏)の手元吹き替え及び演奏指導を担当した方で、NHKドラマスペシャル「心の糸」にて、明人(神木隆之介)の劇中の全ピアノ演奏、及び演奏指導を担当。千住明監修「心の糸サウンドトラックCDが発売されています。

舞台の中央2階で、この川田さん率いるクインテットの演奏があるのですが、演じている時は壁柄の幕が下り、壁になっています。
演奏が聴けると思っていると、すぐに壁になりと、音楽を聞かせてくれるのか?舞台に集中か?どっちなの?と、集中出来ない時がありました。
宿命のライバルのフランツは手塚氏の創作だと思いますが、姜暢雄さんの容姿が劇画チックでぴったり、歌も上手かったです。
知念里奈さんの歌も良かったです。
主人公に、もう少しネームバリューのある人を使って欲しかったかな、余り歌っていなかったように思います。
ピアノ演奏を1か月の特訓でしたというところは凄い。
ここは友人と、エアーピアノか?どっちだろうと話したのですが、、わざと客席に手が見えるようになっていたので、本当に演奏かな?とも思っていました。

舞台展開が説明的過ぎて、舞台としての盛り上がりが余りないのですが、やはり交響曲第九の『歓喜のうた』が鳴り響くところはいいですね、もち合唱も、
12月が来た、という感じがしました。
それと悪人を作らない手塚治虫の作風が感じられました。