るりとうわた

日常をつづる

箱根(2)・お気に入りの紅葉スポット


日記を始めて以来、今週のお題とか、気にしたことがありませんでした。
でも、今回はこれがぴったりなので、今週のお題に参加です。(笑)
上の写真のその場所は、箱根美術館です。

紅葉が綺麗だとは聞いていたのですが、これまで訪れたことはなく、ずいぶん昔に大阪からの客人と共に、彫刻の森美術館へ、ピカソの青色の薔薇を観に行ったことがあり、下の娘も同行したらしく、まだ高校生だったころの話だということでした。
それ以来の強羅行きです。
もう一枚、箱根美術館の素敵な写真です。

この日(土曜日)の天気は快晴とはいきませんが、晴れの天気です。
前日のロープウェーが開通していれば、湖尻から早雲山まで行き、そこからケーブルカーで御殿場へ出て箱根湯本までくれば一周です。

赤丸の部分が今立ち入り禁止となっている部分で、そこが含まれるロープウェー区間が停止しています。
それで、2日目は登山電車で強羅まで行き、ケーブルカーで、早雲山まで行き、下ることにしました。

スイッチバック方式の登山電車で、下りの電車を待ちます。
土曜日で、いくらか人出も増えていますが、車内から写真が撮れるほど、まだ空いているということでしょう。
春に孫を連れて行くことがあるのですが、例年はもっともっと混雑しています。

早雲山駅から見た箱根の山、紅葉は始まったばかりで、これから中旬、下旬ごろが最適になるのではないでしょうか。

次のケーブルカーで公園上まで下ります。
箱根美術館の入り口で、やっと少し並びました。
入場券一般900円、シニア700円ですが、どちらもお茶券を付けると1200円(抹茶セット700円)で、こちらにしました。
この日のスイーツタイムです。(笑)
この庭園は苔も美しいです、緑色と赤色の対比が繊細な美しさを出しています。

さらに日が射すと、色が綺麗です、天然の照明ですね。

庭園に岩が組み込まれていて、変化があります。

この庭園でも一眼レフを持った多くのカメラ女子に出会いましたが、娘曰く「カメラ女子はカメラを持った人の気持ちが分かるから、さっさと撮って場所を代わるけど、モデル女子は困ったもんだ、何度もポーズを変えて、周りに目を向けない自分だけの世界」と言いますが、確かにそうでした。
フッションもお洒落だし、女子2人で撮り合いをしているのですが、それこそ紅葉スポットという場所で、中々終了せず、待っている人のほうが諦めて去って行きました。

私達がラッキーだったのは、庭園で石楽園という奥庭が、11月は特別公開中となっていたからです。
それが一番上の写真ですが、 その上にまだ驚きの物が見えるのです。
それは大涌谷の立ち上る噴気が背景に見えるのです。
もう自然の力強さというか、逆に言えば、それをも借景にしてしまう人間の図太さなのか、自然との共生、融合を感じることが出来ました。
それが写真にも幾分か出ているといいのですが・・・




どっちにもピントを合わせたくて、中途半端になります。
大涌谷の噴気が立ち上るのが見えます。
また大涌谷の方が、雨雲が濃く出ていて、見難いです。

大涌谷の噴火口は、他とは少し違っています、普通はお鉢の様に丸いくぼみの中で噴気が上がっているのが、こちらは噴火口が、半分崩れていて、人目に露出しているという感じで、直に見ることが出来ます。


こういう巨岩をどう設計に組み入れたのかが不思議でした。

もちろん箱根山の噴火で過去に出た岩でしょうが、この急坂の場所でどうやって置きたい場所に移動したのかも気になります。

もちろん美術館ですから、展示物も拝見しました。
縄文土器や須恵器の展示や焼き物や塗り物の展示がありましたが、日のあるうちに紅葉狩りです。(笑)
一回りして、真和亭で、お抹茶の時間です。

お着物で、出していただいた、栗きんとんと抹茶です。

この席からの景色がまた素晴らしい、屏風絵を見ているようです。

大満足で夫のお土産に、同じ栗きんとん5個1000円を買い、箱根美術館を後にして、斜め前の食事処で、1時過ぎにお昼にしました。
ここしか食べるところが他にありません、混んでいて、食事が出て来るまでに時間がかかりました。
その後そこから歩いて真下にある強羅公園へ寄りました。

フリーパスがあるので、入場料(550円)は無料となりました。
上から下りながら観覧することになります。

まずローズガーデンです。



そして中央に噴水池があります。

そしてこの景観です。

そしてこの山(左の頂)が、御殿場方面に行く時に鳥帽子の形に見える冠ヶ岳(かんむりがたけ)標高1,409mの山だと思います。
急峻な形で、”箱根の山は天下の剣”とうたわれるのに相応しく印象的です。
右側は神山で、最高峰の1438mです。
青空だったら、もっと素晴らしいかったでしょうが、充分箱根らしさを味わうことが出来ました。
いくつかお店もあったので、見て回り、

上の写真の大きな木はヒマラヤスギです。

まだ明るいうちに強羅を後にすることにしました。
紅葉シーズンは始まったばかりです、まだ1か月は楽しめると思います。大きな噴火のないことを願っています。
紅葉に富士山と、これからの箱根は、まだまだ十分楽しませてくれそうです。