るりとうわた

日常をつづる

2泊3日金沢の旅(1)


金沢駅集合3時で、徳島から、神奈川から、名古屋から、神戸から、西宮からとしらさぎ号とサンダーバード号で、集まった5人の昔出会った頃は若かった同期のお仲間の7回目か8回目かの集まりです。
本当は7人いるのですが、こうして毎年旅行に行くのは5人になりました。
これまでは1泊だったのですが、そうすると遠いものは誰かどこかに1泊して集合しなくてはならないので、それなら2泊にして、1日目はとにかく集まり、観光は2日目に集中し、3日目は遠いものから帰ってもよいしと、余裕の日程にしました。
金沢駅に着くと出迎えてくれる鼓門ですが、来た時は、さあ〜近江町市場へと急いだため、帰りの土曜日に撮影しました。
もっと人は少なかったですが、台風一過の青空の見える天気でした。
人がいっぱいいるので、画像は大きくしないで、次の垂れ幕を大きくします。

10月23日に金沢マラソンがあり、その垂れ幕ですが、娘の婿さんが出場します。
まだマラソンを始めて1年と少しですが、やはり走り出すと、色んな大会に出場して経験を積みたくなるそうです。
この夏に会った時に、彼は金沢のマラソンに応募したら当たったから走りに行くと言っていました。
その時まで娘は金沢八景(神奈川県)のマラソン大会のことで、よもや石川県の金沢まで走りに行くとは思っていなかった、という笑い話のような展開になりました。(笑)
それもいよいよなんだという雰囲気です。

これ近江市場の中ですが、木曜日だから、こういう感じで写真が撮れていますが、もう土曜日は至る所に行列が出来て、人垣が出来て、写真も撮れないぐらい混雑していました。

近江市場を通り抜けて、まずは旅館へ行きチックインして荷物を置いて出かけます。
この日の予定は、21世紀美術館と長町武家屋敷跡の見学でしたが、すでに4時を回り、予定はまさに未定で、ご近所ぶらりと、することになりました。
まずは個人の店で、「めんや」という店を見つけ、お面だけで営業が成り立つの?と皆が思っていると、たしかに能のお面も置いてありましたが、小物のお店でした。


細かい作業のされた獅子頭が、置物になったり、箸置きに?なったりしています。

可愛いブローチも干支の置物もあります。

金沢名物の姫だるまもありました。
2軒目は「ふ」というお麩のお店により、様々な製品を見ながら、試食しながら、すでに買い物をしはじめました。
まさにぶらり旅です、着いてすぐにお土産を買い始めるのも、2泊同じ宿にいるからできることです。
3軒目は水引のお店に寄りました。

そして旅館に帰り、近江市場直送海鮮丼コース限定10名と言うのに申し込んであったので、今夜は旅館で海鮮丼で、お吸い物に漬物で、一泊10800円と言うリーズナブル価格です。
食べごたえたっぷりで、鮮度良好のプリプリでした、写真がないのが残念です。
何しろ5人で、男性一人に女性一人の組み合わせですが,彼の奥さんとも仲良しで、2度ほどこの旅行にも参加され、お互い男性だとも女性だとも思っていない仲で、同じ年が集まって語り合えればどこでもよいと言う盛り上がりです。(笑)

2日目7時からの朝食を済ませ、8時には旅館を出て、金沢城公園から散策をはじめます。

石垣の残る、門はありませんが大手門から入城です。
広大な敷地に芝生が広がります、以前は金沢大学のキャンパスになっていたそうですが、今は公園として公開されています。

青空に緑の2本の松に菱櫓の白壁が映えます。

堅牢な河北門をくぐり、三の丸に進みます。

上は30間長屋です。安政5年(1858年)に建てられ、当時は武器庫として使用されたそうです。

この石垣は二の丸を支えている石垣ですが、その向かい側に、かつて市の体育館があった地域が、文献では、庭園があったところを明治以降埋め立ててしまったらしい。
そこを、掘り起こして、北陸新幹線が来るということに合わせて、庭園の再現したということです。

玉泉院丸庭園と言います。

その玉泉庵で、9時開館を待って、一番乗りで、お抹茶を頂きました。
加賀百万石のかつてのお庭を拝見しながらの優雅なティータイムでした。

そして石川門を出ます。
今度は兼六園へ行きます。
65歳以上の割引で300円だったと思います、こういう時は有難い年齢だと思いました。

兼六園のシンボルの灯篭・徽軫灯籠(ことじ)です。難しい字を書きますが、足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われています。
こちらの琴柱でもいいのにね。
ここは観光客が一杯で、中々グループのみの写真は撮り難かったです。
バスツアーの団体客が多かったです。

灯篭の上のもみじなどは少し紅葉しているのですが、これから紅葉は楽しめるようになるでしょう。

この日は快適な温度で、誰かが、「この気温が一年中続いてくれればいいのに」と言うと、「その代わり、春の桜、秋の紅葉も無い風景になる」と、だんだんなりつつありますが、それでは日本の繊細な季節の美しさが失われますね。

茶屋であんころ餅の試食です。ちょうど5個ありました。  つづく