るりとうわた

日常をつづる

雨の一日


今日は27日ですが、この写真は本日の大山の写真です。
雪で白いです、しかもかなり下まで、こんなに白くなるのは珍しいことです。
我が家の近所の道から見える大山ですが、カメラのレンズを最大限に拡大しています。
昨日から冬が逆戻りで、山は雪だった様子です。

昨日、今年の年度末の踊りの納め会がありました。
終業式みたいなもので、今年度の成果を発表しあいます。
私たちは6人で踊りました。
それまでに練習や、帯選びや、髪飾り選びに時間がかかり、お天気ならの望みもむなしく、雨降りになってしまいました。
前日の土曜日は、美容院へ行き、私はカットしてもらいパーマをかけ、セットを着ものに合うようにしてもらいました。
ショートは二人だけで、後の方は皆さん長くされているので、美容院で結い上げててこられます。
その日の夕方から、日曜日は雨との予測が出回り、先生から電話で、「明日雨コートがなければ、洋服で来て、着物一式持ってらっしゃい。」というものでした。
親が用意してくれた雨コートがあるにはあるのですが、色が赤いのと、まだ袖を通していないのに、糸が摩耗してもろくなっているので、一度も来たことがありません。
でも、一式持って行くのは重いし、着替えるのも順番で2〜3人づつでしょうし、何としても着て行きたい思いが強いです。
赤い色は我慢しましょう、あと、もろくなった糸は、裏から、縫い足すようです。

濡れて帰ったのを、カーテンレールに掛けたのですが、確かに赤いです。
でももう少しエンジ色で、柄の部分が黒っぽいです。
46年ぐらい前のものですものね、糸も摩耗しますよ。
少し縫い目に力を加えると、はらはらと縫い糸がほつれます、これは大変です・・・
食後、3時間ぐらいかけて、縦縫いの部分を縫い足し、重ね縫いしました。
袖付けも袖口も縫いました。
準備OKです。

日曜日にお弁当を作り、着付けをして、道中はお太鼓結びで、踊る時は半幅帯に変えるので それも持って行きます。

こちらが、その半幅帯です。
生憎の雨で、駅までは夫に車で送ってもらい、順番にお仲間と乗り合わせて行きました。
私が「昨夜、縫い足したけど、今日は雨コートに余分な力を掛けられない」と話していきました。
すると、最寄り駅で、お仲間から、「裾がはがれている」と言われ、見てみると、ベロンと垂れ下がっています。
しまったと思いました、縦縫いは完璧にチェックしたのに、横縫いはしっかりとまでは目がいっていませんでした。
縫い合わせの糸ばかり気にし、裾上げは見なかったのだろうか???
お仲間から、「私、安全ピンを持っているから、それで」と、止めてくれました。
続けて、後ろ側の裾もはがれてしまいました。
もう一人のお仲間も安全ピンを2個持っていたので、4本の安全ピンで仮止めしてもらいました。
もう、こんなことになるなんて、びっくりですし、その対策も考えていませんでした。
着いてから先生に話すと、赤糸と針を持ってきてくださいました。
お昼の休憩時間に縫いなさい、それ以外の単独行動はダメよ と言われました。
もちろん踊りに来たのですから、そのプログラムをこなさないといけません。

グループごとに舞台用の化粧をして、順番に場当たりをして、御昼になりました。
私の化粧ポーチの中にも、携帯用の裁縫道具がありましたが、白色と黒糸しかありません。
昼休憩に眼鏡をかけて、端っこで、裁縫です。

安全ピンと大まか縫いで進みます。(こんな感じの色です)
でも昼の休憩時間には半分しか縫えませんでした。
とんだハプニングで、気もそぞろでしたが、準備運動も終わり、私たちの出番は6番目でした。
観ると出るとでは大違いで、楽しくみなさんの踊りを見ていたのですが、自分の出番で、構えたら右足、右手を上に重ねてしまい、左手を先に広げるのに、開けれないではないか??と、
最初から間違えてしまいました。(笑)
あとはまあまあなんとか、できましたが、冷や冷やものです。
子供教室もヤング教室も参加で、若い人たちは素晴らしかったです。
後は先生方の踊りが、それは見事に揃っていて、群舞の素晴らしさを感じました。

そして、最後のお掃除をちょっとサボり、裾上げの完了です。
帰りは、お仲間と,疲れたとマックで、喉を潤し、ちょっとおしゃべりをして電車に乗りました。
着物姿は珍しいから、一斉に注目の的です。
これだから、いい加減な格好では出歩けないのですよね。
一応雨コートも裾上げがなりましたし、色はちょっと、相当赤かったですが・・・・、まあ良しとして(笑)
いやはやとんだ珍道中でした。(笑)
撥水加工生地で、裾よけと上着の2分式の物を着ている方がありました、今度は私もそれを買うようです。
もうヒヤヒヤするのは、嫌ですから。それに、もうタンスの肥やしも活用しましたから。
何とか、今年度は無事終えることが出来ました、皆さんのお力で、ホッとした長い一日でした。