るりとうわた

日常をつづる

5月


早くも5月になりました。
家々の花が咲き乱れています。
一番花が多くて綺麗な季節の到来です。
昨日孫を迎えに行って、3時間半かかり、帰りも3時間と、どこもクルマはいっぱいでした。
それでも、家々の庭の花が綺麗で、楽しんでみることが出来ました。
今つつじがはなざかりです。
我が家のつづじも咲いています。
遅れて白色も咲き出しています。

いま垣根の木香薔薇も花盛りです。
花芽が落ちたり、花が落ちたりで、箒で掃いていると、斜め前の奥さんが、車で帰ってこられて、
「綺麗ですね、木香薔薇が、余りに綺麗なので、刺激されて、黄色の木香薔薇を買ってきました。」と仰いました。
こちらの家は、1年半前に建て替えられました。
その時これまでの庭木と垣根を一掃されました。
裏に大きな柿の木が会って、この落ち葉をご主人がいつも掃いておられて、良く挨拶をしたものです。
建て替えられてからは垣根も木もなく、その上ご主人の姿を見ることもなく、ご近所で「ご主人はお元気なのかしら?」と噂が立つほど、見かけなくなりました。
ただ、ご主人の部屋というところから、夜遅くまで電気がついているということで、無事なんだろうと推測して、納得しています。

ご主人は糖尿で、2度ほど救急車を呼んでおられるし、奥さんは建て替える前に1年間、脳梗塞でリハビリされて、左側に残った後遺症も克服され、今では車の運転もされるし、普通通りに戻られました。
それで最初は木も花も植えないつもりだったそうですが、だんだん生活してくると、緑が欲しいと思うようになったそうです。
それで、刺激されて木香薔薇の鉢植えを買ってしまったけれど、フェンスに這わそうか?一本仕立てにしようか、手間はどうですか?と質問されました。
皆さん我が家の木香薔薇を見て驚かれるのは、この垣根が、白色1本、黄色1本の木から出来ていることです。
垣根を這わせ、手を伸ばしてやるとこんなに大きくなります。
その代り大きくしたくなければ、せっせせっせと剪定をしてやれば、大きくなりません。
私は「やり方次第よ、どんなふうにしたいかで姿を変えるから、盆栽と同じよ」と答えました。

我が家はこの前には、枝垂桜で、皆さんに綺麗だ、ここに来れば花見が出来ると言っていただいて、あの大きな木は手におえなくて、結局プロの方に、切っていただいた経験があります。
それで、「大きくなる木はダメ、素人で切れる範囲でないと」というと、「うちも柿の木で懲りているから」と言われ、「そうでしたね」と通じ合いました。
「動けるうちは遊ぼうと思って、動けなくなると、掃除も困るから、垣根をどうしようか?と思いながら、今緑が欲しくて、色々と買って来てしまう」と、言われると、垣根の下に、ずっと鉢植えが並んでいます。
で、鉢から出すかどうか悩んでいるらしい。
私はやはり、「自分次第よ、やりたいようにやれるから」と、奥さんも「そこが問題よね」と、二人で「そうなのね」と言い合いました。
これから先のことはどうなるかなんて、誰にもわかりませんものね。

花は美しいから、惑わされるのかしら??