転ばぬ先の杖？ - るりとうわた

写真は、ステックです、要するに杖ですが、この度ポール・ウォーキングというのを始めましたが、その道具です。
昨年9月半ばごろに、第5腰椎すべり症が分かってから、出来る限り痛みが出ないように、大人しくするしかなく、運動はまったくできませんでした。
痛み止めを飲むと即効果が表れる(でも眠くなります）ので、その間に歩いたり運動をしたいと言っても、整形外科の先生は今は大人しくしていましょう、草取りも厳禁です、と言われていました。
確かに、痛み止めを辞めると、歩いた後に痛むし、まったくよくなっている気配がありませんでした。

それが、もう一件、交通事故にあった後遺症の影響か？わからないのですが、左側の動きが右側より悪いので通院しているところがあり、その先生はいつも身体は筋肉で動くのだから、「動け、動け、歩け、歩け」と言います。
その通院の時に、「今困っています、すべり症で、動けないのです」と言うと、
「それはおかしいな、すべり症なら、筋肉を鍛えないと、どんどん滑って行くんじゃない？」
普通はそう考えますよね、素人でも、それでネットで調べて、密かに自分で治すストレッチを調べてしていました。

それでも今のところは効果が見えません。
私が整形外科へ通い始めたのは、近所の人が私と同じ症状で、すべり症で通っていると言われたので、私もそうかもと思い通い始めました。
その方にも、「今どういう治療をしているの？」と聞くと、7か月間痛み止めを飲んでいるだけと言っていました。
私は4か月経ちましたが、この先も同じ経過に思われます。

そうしたら、その別の先生に「ポールウォーキングというのがあり、2つのスティックをついて、4足歩行になるから、腰への負担は軽くなるから、いいのでは」と言われました。
なるほど、すべり症は手術以外に治らないといわれているのですから、腰への負担を軽くして運動することの方が納得が行きます。
早速購入しました。

見よう見まねで歩いても邪魔になるだけで、上手く使えません。
最初だけでも講習会に参加して、教えてもらいたいと思い、近所にそういう会がないかネット検索すると、体育館の方で、週一回講習会(毎週会合）をしているところがありました。
ノルディックウォーキングとポールウォーキングの資格を持った指導員の方が教えてくれるみたいです。
昨年その申し込みをし、11日の木曜日に、今年の1回目がありました。
歩くと30分から40分はかかりますが、夫がいたので、送り迎えを頼みました。(感謝）
会議室が、20客の椅子のある部屋だったので、20人ぐらいかな？と予想して行きましたところ、立ったままで50人ぐらいおられました。
60代から80代の年齢で、70代が一番多いと言われました。
自己紹介して注意事項を言われ。外に出て、体育館の前で準備体操です。
その後3つのグループに分かれ、出発です。
あれよあれよと、姿が見えなくなります。

指導員の方は私の隣に来て、ポールの扱い方を教えてくれ、その通りに動かして歩きます。
手を振った先にポールが握られている状態で、先に手をだし、交互の足のかかとの位置に置きます。
すぐに指導員の方に、「右手はいいですよ」「今度は左ですね」と言われ。私は「スキーみたいですね」「そうです、経験がありますか？」「若いころに少し、こうして、足をハの字にして、ステックを付いて上った覚えが」「その調子です」「大きく手を振って歩くのと同じです」
とにかく、手を前へ前へと置いて、進んで行きます。
この時にも、左の手が遅れると言うか、鈍いのがわかりました。
そのうち10分もすると、手を振るので、肩甲骨の辺りがポカポカしてきます。
15分で休憩が入ります。
その後も階段の上り下りも教わって、皆さんに必死でついていきます。
30分たったところで10分程休憩し、戻り、体育館前で今度は整理体操です。
1時間15分ぐらいの運動でした。
[通販の写真をかりてきました｝

久々に体を動かしたので、気持ちがいいです。闊歩したと言う気分です。
15分でもいいから、毎日するようにと言われたので、少し家から離れたところからスタートしました。
庭で洗濯物を干していた方が珍しそうに、私を見ています。
きっと1本の杖では足りなくて、2本いるのだろうけど、足が悪い？とか、思われているのか、通り過ぎるまでじっと見ておられました。
私はだんだん軽快になり、テンポが上がります。腰痛もその日は痛くなりましたが、次の日はもう大丈夫だったので、やはり負担は軽いようです。手が筋肉痛になりました。(笑）
でも、花粉症の影響か、目がショボショボして涙目になります。
今度は、マスクして、サングラス掛けて、2本の杖をついて歩いたら、そりゃぁ、不思議がられますよね。(笑）