るりとうわた

日常をつづる

初秋


天高く馬肥ゆる秋、でしょうか?
また残暑中でもありますが、今朝は庭の上をトンボが十数匹で旋回を繰り返していました。
もう秋なんだと思える光景でした。

秋明菊も咲きだしましたが、花弁が短いのと長いのとに分かれ、トンボの形みたいです。
みな同じ遺伝子を持っているみたいです。

こちら白色の方は同じ長さのようです。

しばらくこういう光景が見れますが、私は春よりかこの時期の庭の様子が好きです。


先日友人が、菅野完さんの『「日本会議」の研究』という本を貸してくれたので読みました。
自民党政権の多数が拠り所とする日本会議の正体とは?なんぞや?ということですが。
その源流たるや私たちと同世代の団塊の世代にあることに、少なからずショックを受けました。
当時の懐かしい学生運動の名前が出てきます。
社会主義青年同盟とか、社学同とか、ヘルメットの色がそれぞれ違い、左翼でバリケードを張って、学校が封鎖されました。
その当時に、生長の家も、いましたね〜、当時は右翼でした。
それらの名前が出て来て、私たちが卒業した後の時代に、長崎大学学生運動の右翼の成功に、その源流があると書かれています。
私たちは、自治会活動はしましたが、セクトには入っていなかったので、いわゆるノンポリ系でした。
だから卒業就職家庭を持ってからは、すっかりその話題からも遠ざかってしまいました。

その長崎大学の運動を指導した人物が、生長の家の会員で、当時その運動を成功に導いた4人が、草の根運動を繰り広ろげ、署名運動と言う実に民主主義的運動でもって、憲法改悪を進めようとしているのが分かりました。
其の4人の生き残りの執念たるや、自民党が巻き込まれるぐらいですから、相当な団結心なんでしょう。
同世代としても、ある意味恐怖を感じます。
まだ、当時の主義主張を実行していると考えると、背筋が寒くなります。
それも地道な活動でもって、民主主義を葬ろうとしているのですから・・・

明治憲法がいいとか、書いてありましたが、時代の逆光も甚だしいですが、それが自民党のバックボーンになっているのでしょうか?
そういう潮流を阻止したいですが、もちろん民主主義的方法ですが、なにがあるのでしょうか。
団塊の世代は、人数が多い分、右も左もいるということでしょうが、無関心層が幅を利かせていては危ない社会になりそうで怖いですね。
もっと若い世代が、民主主義の強固な社会を堅持してくれるといいのですが、
何ゆえに、そんな団塊の世代の懐古趣味的な、『日本会議』に自民党の議員が引かれるのか疑問です??

孫の時代の日本の姿を憂う!
秋ですね、憂うだけでは済まないですがね。