るりとうわた

日常をつづる

いもの茎


「神奈川のお母さん」というか、いえ一回り上なので「お姉さん」ですが、和風の手作り大好きの方から頂きました。
香りづけに、ブランデーを少し落とすつもりが、かなり入ったかも?と言われ、
確かにお味は、マロングラッセ風の、舌あたりが渋皮煮という和様折衷に仕上がっています。
絶品のおはぎも頂いたり、秋の味覚を味わせてもらいました。

先日のラジオ体操の集まりの時、貸農園で畑作業をしている方が、大きなビニール袋を手にし、ベンチに置きました。
中から出てきたのは、いもの茎でした。
参加者の反応が二手に分かれます。
私たち戦後生まれは、「へ〜どうするの?」「なににするの?」でしたが、
戦前生まれの方は
「あ〜ぁ」「これね・・・」と反応が低いです。(笑)

経験差が出たようです。
もって来た方が、「これはいもの茎と言い、これ様に栽培したもので、この茎の筋取りをして、きんぴら風に煮て食べるもので」
「田舎の人や、戦中、戦後は皆食べた経験があるもの]だという説明でした。
戦中に子供だった方はやはり皆さん経験があるそうです、だから「今食べなくても〜」という感じだそうです。(笑)

それで戦後生まれのものばかりが手を出して、5人ぐらいで分けてもらってきました。
葉の根元をポきっと折ると、下まで面白いように筋が剥けます。
そうして揃えるとこんな感じです。

これを適当に切って、ごま油で炒め煮します。
白ごまがなかったので、黒ごまをふり、キャラブキ煮と同じようにしました。


とても歯ごたえが良くて、しゃきしゃきしています。
筋を取っていても、いかにも繊維がたっぷりという新感覚で、美味しかったです。
家族も味見をして、「なるほど、いもの茎ね〜」と一口だけでした。
私が、その後せっせと片づけています。(笑)


お店には並ばないので、お仲間のお蔭で、珍味にありつけました。
これも季節のお味ですね。