るりとうわた

日常をつづる

新緑とキンラン


28日の土曜日の日に、山歩きをしてきました。
以前パートで働いていた時の友人が、毎年誘ってくれて、丹沢と言ってもその手前にある弘法山である植栽の催しに申し込んでくれます。
そこへ、毎年3人で参加し、山歩きをしながら1年分の積もる話をします。
昨年の秋に、腰椎すべり症が見つかり、今年は行けるかな?と思っていたのですが、今年から始めたポールウォーキングが功を奏し、間に合いました。
私がすべり症だと話すと、もう一人は腰部脊柱管狭窄症だと言う、この一年で、こんな変化があり、本当に年を重ねると言うことは大変な事だと話し合いました。
病院では手術するしか治らないと言われ、ネットで調べると、どちらも漢方で治ると、沢山出てきます、一体どっちなの?と。
これもまた、自分で経験するしかありません。
でも友人は、いざという時は、医者へ行くより、整体の方が効果があると言います。

私は整体だけはまだ一度も体験したことがありません。
近所の方も、整体や針に行かれ、「気持ちが良い」などと聞きますが、料金もお高いですし、科学的なのかどうなのか?という思いもあり、まず医者に行き、薬漬けに嫌気がさして、それと治る展望が見えなくなり、そのまま立ち止まってしまいます。
ただ、薬だけを飲んで、動かないでいると、他の筋肉まで衰えるというのは、良く解るので自己判断でポールウォーキングに飛びついたのですが、筋肉は貯金できるという言葉が決定的でした。(笑)

上の写真のような、新緑の道を歩きます。まず花粉症もましになったので、グリーンシャワーを浴びます。
男性の参加者が圧倒的に多かったので、知識人でいっぱいです。
色々と教えてもらいながら歩きます。

サルノコシカケも教えてもらいました。
随分高い場所にありました。
シャガ草もありましたが、これは我が家の北側に咲いています。
良く子供の頃に、子供たちで「ベンジョソウ」と命名され、それが必ずと言っていほど、お便所の裏に咲いていたからです。
そう言えば我が家でもお便所の裏に咲いていて、可憐な花なのに、可哀想な名前だけど、お便所が北側にあるから仕方ありません。
今でも確かにその近辺に咲いている花だと言えるでしょう。(笑)
そして、初めて見たのがこのキンラン(金蘭)の花です。
今は絶滅危惧種に入れられているとか・・・

キンランの人工栽培はきわめて難しいことが知られているが、その理由の一つにキンランの菌根への依存性の高さが挙げられる。

園芸植物として供させるラン科植物の、菌根菌(ラン科に限ってはラン菌という言葉も習慣的に用いられる)はいわゆるリゾクトニアと総称される、落ち葉や倒木などを栄養源にして独立生活している腐生菌である例が多い。 ところがキンランが養分を依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成するイボタケ科、ベニタケ科(担子菌門)などの菌種である。外菌根菌の多くは腐生能力を欠き、炭素源を共生相手の樹木から得、一方で樹木へは土中のミネラル等を供給し共生している。キンランはその共生系に入り込み、養分を収奪し生育している。

と言う植物で、この白花はギンラン(銀蘭)と呼ばれ、以前は並んで咲いていることが多かったそうですが、乱獲で極端に数を減らしているそうです。
環境が整ってこそ咲く花であり、その場所で見る花で、持ち帰っては枯れてしまう花ということです。
この株の近辺にも咲いていて、先に見た方が、枯れ木で囲いを作ってありましたが、花は掘られてありませんでした、残念です。
写真で持ち帰ればいいのですよね。
そこで眺める花ですから、決して独り占めしないで頂きたいですね。

しばし散策し、お弁当を食べて終わりましたが、その後3人で二次会です。
暑かったので、ソフトクリームとお茶で、子供のことや孫のことや、尽きぬ話に花を咲かせて、また1年後の再会を誓い合いました。
1万3千歩も歩きました。とても気持ち良かったです。(行きはバスを利用)