るりとうわた

日常をつづる

日比谷公園と観劇

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女子会と男子会の間の日が観劇日でした。

東京へ出るついでに、紅葉の名所でもと思ったのですが、掃除洗濯して、夕飯の下準備をして出かけると、日比谷に12時着で、1時半開演なら、1時間ぐらい余裕があります。

まだ帝劇と日生劇場にはB席があり、4~5千円なので、どうしても多く行くことになります。

そのチケットも今年のエリザベートから値上げになりました。

S席が14、000円で、A席が9,500円、B席が5,000円です。

それぞれ千円高くなりました。上げ幅も大きいですね。

1万4千円と言ったら,1週間の食費に匹敵しそうですし、洋服が買えます。

だから、観劇に行っている以上、洋服は買えないということです、靴も鞄もですね。

それでも行きたいと思わせる魅力が、生の舞台(演者も観客も真剣勝負)にはあるからです。

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話しが逸れましたが、どうしても帝劇や日生劇場へ行くことが多く、その近くに日比谷公園があるので、その公園の四季折々の写真になってしまいます。

この日は、一番上の写真で、海鮮市場をやっていました。

前回もやっていましたね、美味しそうな魚を焼いた匂いがします。

近辺の会社員やOLさんがお昼に訪れています。もちろん観光客もいます。

菊花展もやっています。

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桜の木が紅葉しています。

右後ろの建物は、「松本楼」和風仏蘭西料理店です、昭和の香りがしますが、カレーが美味しいと聞いたことがあります。

庭園に埴輪が立っていました。この大きさなら人の代わりにはなるな、と思いました。

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池もあります。

これが、雲形池と鶴の噴水がある池かもしれません。

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公園内の常緑樹の下には、大きなツワブキの花が咲いていました。

わが家のツワブキの花も真っ盛りですから、同じです。

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秋らしい紅葉が見れる一枚になりました。満足です。

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日比谷見付があったところの壕を、「心字池」にしたところから出て、お堀端に沿って道を取ったら、帝劇が目の前に見えるのに、信号がありません。

のんきに歩いていたら、皇居前、二重橋前の信号まで歩きました。

ということは、また帝劇まで戻らないといけないということです。

東京に来て、散歩になるとは思いませんでした、これで6千歩を超えました。

ようやく帝劇に着いて、

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本日の観劇は[ダンスオブヴァンパイア」です。

ようやく、帝劇に着き中に入ると大きな看板です。

 

本日は「ダンス オブ ヴァンパイア」です。

 

 『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』を手掛けたミヒャエル・クンツェ(脚本/歌詞)と、映画「ストリート・オブ・ファイヤー」のテーマ曲の作曲家ジム・スタインマンが音楽を担当する、ヴァンパイア・ミュージカルの傑作『ダンス オブ ヴァンパイア』は、2006年帝国劇場で日本初演を迎えました。荘重な序曲から一転して繰り広げられるコメディワールド、体中を駆け抜けるリズムと心に響く美しいメロディ、ミュージカル史に残る陶酔と熱狂のカオスが劇城を包み込む!

  唯一無二のミュージカル体験 ― 『ダンス オブ ヴァンパイア』がいよいよ5度目の日本飛来!お見逃しなく!!

脚本/歌詞

 

ミヒャエル・クンツェ

音額

演出

山田和也

出演

クロロック伯爵:山口祐一郎
サラ(Wキャスト):神田沙也加、桜井玲香
ルフレート(Wキャスト):相葉裕樹東啓介
マグダ:大塚千弘
シャガール:コング桑田
レベッカ阿知波悟美
ヘルベルト:植原卓也
クコール:駒田一
アブロンシウス教授:石川禅
ヴァンパイア・ダンサー(Wキャスト):森山開次佐藤洋介

 ほか 

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 STORY

ヴァンパイア研究に生涯を捧げるアブロンシウス教授と若き助手アルフレートは、雪深いトランシルヴァニアの山に迷いこむ。身も凍る吹雪に見舞われながら何とか宿屋にたどり着くが、そこは「ガーリック、ガーリック」と歌う怪しい村人たちのたまり場であった。不審な村人たちの様子を見て、教授はヴァンパイアの存在を確信する。そんな教授をよそにアルフレートはお風呂が大好きな宿屋の娘サラに恋をする。しかしサラはお城に住むクロロック伯爵からの舞踏会の招待を夢みていた。夜も更ける中、入浴中のサラの元に忽然と現われるクロロック伯爵。サラは伯爵の誘惑に抗えずアルフレートの前から姿を消してしまう・・・。

不器用にサラを想うアルフレート。研究一筋、理性を信奉する教授。身を焦がす激しい恋を求めるサラ。この世のすべてを見通しサラの血を求めるクロロック伯爵。それぞれが自らの欲望に突き動かされる時、ヴァンパイアと人間の存亡をかけた運命の戦いがはじまる・・・。

最初、どたばたした感じで、ストーリーが入ってこない、と言うか舞台が入ってこなかったのですが、山口祐一郎さんが出て来てからは、俄然面白くなりました。
山口節健在です。テンポに緩急をつけて歌う声も様子もおどろおどろしくて、何か起こりそうな予感がします。
ヴァンパイアダンサーも、結構踊ります。
もう山口ヴァンパイア対人間たちに匹敵する力技で、見せてくれたという感じです。
山口さんのファンでも何でもないのですが、この日は、山口ヴァンパイア一人にやられたという感じでした。
 

 

女子会と男子会

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同じ街区の集まり、秋の女子会で、第20回となりました。

早いもので、1年に2回ずつ積み重ねて、20回目となりました。

男子は1年後から始まったので、18回目でした。

孫が来ている時に、「来週は女子会に男子会だね」と言う話をしていたら、孫が、「おじいちゃんが、男子会なの?、おばあちゃんが女子会なの?」と言います。

「おじいちゃんは男の子じゃないのに。」と追及されました。

「おじいちゃんが、おじいちゃん会なら、なんか寂しくて、若い頃のよう若ぶって、そういう名前にしている」と言うと。「羨ましいの?」と聞くので、「そういうことよ、若い子には未来がいっぱいあるから、いいなぁ」と・・・大笑いしました。

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女子会は、相変わらず一度も会場を変えず自治会館で、17回までワンコインパーティにし、各自500円の会費で、担当者が買い物をする方式でしたが、担当者が負担になるのではということで、各自自分の飲み物を持参し、2~3百円ぐらいの食べたいお菓子を持ってくることにし、担当者は自治会館の鍵を借りるだけにし、負担を軽減して、いつまでも続くようにしました。

上のような案内は私が出しています、出せるまで、ということで引き受けています。

今回は12軒中10人の集まりで大成功です。

87歳の方が3人、75歳前後がお二人、72歳前後が4人(団塊の世代)、60代が1人という分布でした。

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食べきれなくて、夫のおやつにと持って帰ってきた分だけでもこれぐらいです。

これは10種類以上ありますね、1人一点が、2個以上持ってくる方がいるのでしょう。

そう言えば、他にも蒸し芋を持って来た方があり、美味しく熱いうちに頂きました。

これまで、3年ぐらい休んでいた方も出席され、「もう、日にちも曜日も分からなくなり、とても皆さんの前に顔を出せるような状態ではないのですが、これが最後です。」

「皆さんにお世話になった御礼が言いたくて」と言い出す方がいたり。

三々五々の会話になったり、全体の会話に成ったり、最後には全員で近況発表をしました。

60代の一番若い方が用で途中退場の前に、近況報告で、ご主人とペアの卓球で、その会で優勝したとの報告に、大拍手で、vサインで去りました。

その次の方が、今年後期高齢者で免許更新へ行かれた話で、同じ年齢の方が20数名集まったそうですが、説明者の言うことを聞かなくて、スタートと言うまで,始めないで下さいと、説明を受けているのに、もう鉛筆を持っている人、用紙をめくり始める人がいて驚いたと話されました。

今日が最後だと言った方が、「それが年寄りの特徴です、せっかちになるのです。」と言われ、

他の方が、「先を急ぐのです。」「ほら時間がないから」と言うので。

「そんなことはないでしょう。」とか、「いや、せっかちになるのが、わかるとか」と、色々と出て、「子供より、訳がわからないですよね。」となりました。

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私は、9月の終わりに上高地へ行った話しをしました。

12年続いてる、1年1回の旅行で、上高地は15kmに渡って歩く事が出来るのですが、雨が降っても歩けなくても、景色のいいちょうど真ん中の河童橋近辺にホテルを取り、1日目大正池まで下るのは雨が降って行けなかったけれど、2日目は天気で、上りの明神池まで片道7kmの道を往復することが出来、6人の中では一番足が遅い私が達成できてよかったと話しました。(分かっている人はうなずいていたけれど、分からない人には分からない話でしたが、終了して次の方にバトンタッチです。)

次の同じ年の今回の担当者の方が、「私はどこへも出かけませんから、留守番役なら任せて下さい。」と言いつつ、「でも来月は友人が来て、静岡へ案内して行きます。」と言うので、皆が「どこへ?」と尋ねると、

「今、急に名前が飛んだわ。歴史的に残っている橋なんだけど・・」

「汽車の通るところなの?」「汽車じゃなくて、歩く橋で、昔のままで。」

「川なの?池なの?」「大井川だと思う」

すると、もう最後だと言った方が「島田市ね」「そうですそうです。島田市です」

そう言えば、その最後と言った方は、定年前に4年ほど静岡に転勤でした。

私と同じ年のもう一人が、スマホを出して、「静岡の橋で、出て来るかしら?」と検索をはじめます。

お隣の方は「もうこれだから、困ります、名前が出て来なくて、みんな同じですよね~」「そうですよ、70代も80代も同じですから」と。「中華料理に出てくるような名前で」と・・・

検索の方は三重県の橋の名前が出て来たので、「あ、静岡だわ」と検索をし直して、みんな口々に橋の名前を上げました。

写真が出てきて、「これかしら?」と言うと、時代劇に出てくるような木で出来た橋で、「それそれ、そう蓬莱橋ね」とようやくわかりました。

それから、もう最後と言った方が、「そこは駅からかなり遠いですよ。」と解説が始まりました。もうそれは流暢に家からどれぐらいだったとか、島田市の説明も入れて、お話しされました。

2時間の予定を30分ほどオーバーして、お開きに、最後だという方が、「楽しかった、やはり喋らないといけないですね。」と仰るので、「そうですよ、家ではお一人でも、出てきて喋りましょう。」と皆さんが、「今度も来られるのを楽しみにしていますから。」「迎えに行きますから」と、別れました。大成功ですね。

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それから2日後が男子会でした。

こちらは、会費無制限、箱根や東京へまで出かけて行く、広範囲です。

ここ数年、ちょうど気の合う4人の集まりになっているみたいで、今回は近くの大学の教授だったお一人の方の案内で、電車に乗って、バスに乗ってそして歩いて大学までいくようです。

ラジオ体操をする4時になってもまだ帰ってこないし、大学内はそんなにめぐるところがあるのかしら?と思いましたら、6時を過ぎて帰宅しました。

大学案内は午前中で終わり、近くのカラオケ屋に行って、3時間話し、その後カラオケをして帰って来たそうです。

そうか、カラオケがあったか~と言う感じで、気の合う4人組で、お酒が入り、お喋りが途切れないとか・・・、本当にこんな近場で、出身も経歴も違う近所で4人も気の合う仲間がいるのは本当に幸せなことです。

立冬

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11月ですね。しかも今日は立冬です。

2か月分載っているカレンダーはもう残り1枚です。

今年は特に早かった気がします。

ピラカンサスの実が赤く色づいています。

上の方に実がびっしりと成っているのですが、高くてカメラが望遠になります。

近くに一房あったので写真に撮りました。

11月は間違いなく菊の季節ですね、文化の日の頃にはいつも満開です。

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でも今年は咲き出したばかりだから、やはり1~2週間遅れていますね。

残暑が長かったですから。

この3連休に娘がまた下の子を連れて、泊まりに来ました。

娘は前回から急に、”山ガール”になったのか?丹沢の山に登っています。

前回は朝7時ごろに出て、搭の岳に昼近くに着いたらしく、スマホで連絡が入り、今から山頂めざします。

家族は皆、「もう辞めておきなさい、帰っておいで」とメールしましたが、まだ登り、先へ行ったようです。

その後連絡がなく心配したのですが、5時半ごろ、大倉入口の駐車場に着いたから、今から自分の家に帰るからという連絡でした。

車で2時間ほどかけて帰ったようです。

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味を占めたのでしょうね、二人とも・・・

前回は疲れなかったのか、今回はまた同じところを登ろうか、と言います。台風後で道が荒れているかもしれないしと。

わが家が山の傍にあるわけでもなく、車で20分から30分かけて大倉入口に行けば登山が出来るのです。娘時代には興味も示さず、東京の方ばかり向いて生活して、揚句に東京住まいも6年ほどしています。

それが何で急に山登りになったのかが不思議です。

朝5時50分ごろに、皆が寝ているうちに出て行きました。

前の晩はラグビーの決勝戦を見て、お兄ちゃんの翌日のお弁当を作って、お風呂に入ってから来たので、我が家に着いた時間は夜の10時半過ぎでした。

わが家に滞在時間は7時間ほどでした。ほとんど睡眠中です。

 

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下の弟とは、ゆっくりしたいと我が家へ来たそうです。ママということが反対?みたいですね。(笑)

お兄ちゃんはまたサッカーの試合で、これまで補欠だったのが、3年生が部活動終了で、2年生が軸になったので、試合に出ているそうです。青春していますね。

で、下の弟は、お兄ちゃんに使われることもなく、叔母さんがせっせせっせと、甥っ子のために、ビデオを取ってやっていた、コナンの映画版やテレビ版をゆっくり再生します。

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つやぶきの黄色い花がようやく咲き出しました。

ビデオに飽きたら、私のところへ来て、「パソコン見せて?」と言います。

「何を見るの?」と聞くと、「ドラえもん、ツッコミ編」と言います。

繋いでやると、器用に検索を掛けて、ページを進みます。

ドラえもんもTV画像だけでなく、こういうコンテンツも用意しているのですね。

私が「どこでこういうことを教わって来たのか?」というと弟は、「おばあちゃんのパソコン」と言います。

「えっ??」濁音を教えて、BackキーとEnterキーを教えただけなのに、速攻できるのは、頭の固くなった私たち年寄りとは雲泥の差です。

今回は「”きゃ”、ってどういれるの?」と夫に聞いていましたが、すぐ静かになったので、理解したのでしょう。

動画を見て、「あはっは、は、」と何度も大笑いしています。

f:id:sasameyuki47:20191108084300j:plainお兄ちゃんのような中学生に成ると、もう来てくれなくなるでしょうから、ママと二人で、”味を占めて”、また来て欲しいものです。(笑)

ママから連絡が入ったのは、夕方5時半「今ロータリーい向かっています、これから帰ります。」と、出かけてから11時間、どこをほっつき歩いてるの!まさにそうですが・・・、街のデパートでもなく、登山と言う趣味なら、まあ健康的でいいのか?というところです。パパはマラソンが趣味だから、着いて行くわけにはいかないし。

夫がゴルフセットを上げる予定にして買い換え、婿さんの返事を待っていたのですが、今の若い人はお金のかかる趣味は持たないようです。

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弟は2泊して、4日の日に、私の踊りの稽古の日だったので、夫と一緒に送り迎えをしてくれ、その後私も着替えて、電車ではるひ野まで送って行きました。

1人で帰ってくれると楽なのですが、その頃には部活が忙しくて、来てくれないでしょうし、こうして手のかかる時が一番かわいいのかも?ですね。

3日間楽しい時間を共有できました。

それに、どこかへ行きたいとは一度も言いませんでした、

あっ、一度だけ「お昼はマックに行きたい」というので、私たちは久しぶりだったので行きました。

その帰りに足を伸ばして、見晴らし台まで行き、ママの登る山を見ました。

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ちょうど木に隠れている頂きです。右に見えるのが大山で、そのうちに大山まで山越えすると言うのではないでしょうか。この日は生憎と天気の良くない日でした。

観劇記

だんだん年を取って来ると、同時に二つのことが出来ない、踊りの発表が終わるまで、観劇の予定も入れず、一つに集中する予定でした、

それが出来たかどうかはわかりませんが、他に入れる気もしない。

それでようやく解放されて、観劇日が来たら、メガネもオペラグラスも忘れて来てしまいました.声だけ聞くつもりだったのかしら??

演目は、シアター-コクーンでの「オイデイプス」でした。

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STORY

「父を殺し、母を娶るであろう」という恐ろしい予言から逃れるため、放浪の旅に出た古代ギリシャコリントスの王子オイディプス市川海老蔵)は、旅先のテーバイで怪物スフィンクスを退治した英雄として請われ、王となる。
オイディプスは先王ライオスの妃イオカステ(黒木瞳)を妻に迎え安寧な日々を送るが、ほどなくしてテーバイ中に疫病が蔓延する。神官(森山未來)を中心に、オイディプスに助けを求めるテーバイの市民たち。オイディプスは国を救うために神託に従い、先王殺害の犯人を捜すが、やがて明らかになるのは恐るべき真実だった…。
 残酷で悲劇的な運命がオイディプスに襲いかかる…。

スタッフ


原作:ソポクレス
翻案・演出:マシュー・ダンスター
翻訳:木内宏昌
 美術・衣裳:ジョン・ボウサー
振付:シャーロット・ブルーム

 

照明:勝柴次朗 音楽:かみむら周平 音響:井上正弘 ヘアメイク:林摩規子 映像:栗山聡
 衣裳スーパーバイザー:中野かおる アソシエイト・デザイナー:中根聡子 演出助手:桐山知也
 通訳:時田曜子 舞台監督:南部丈

 

 

解説

古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが書いたギリシャ悲劇の最高傑作「オイディプス王」。DISCOVER WORLD THEATREシリーズ第7弾となる今回は、この「オイディプス王」を翻案し、『オイディプス』として上演します。

翻案と演出を手掛けるのは、今回が日本での初演出作品となるマシュー・ダンスター。劇作家・作家としても活躍する一方、最近では、映画『スリー・ビルボード』の監督・脚本で脚光を浴びた劇作家マーティン・マクドナーの舞台最新作『ハングメン』の初演を手掛け、ローレンス・オリヴィエ賞ベストディレクター賞にノミネートされるなど、英国演劇界随一の実力派とも名高い演出家です。美術・衣裳は2017年Bunkamura危険な関係』での記憶が新しいジョン・ボウサー、振付にはマシュー・ボーン白鳥の湖』への出演経験もあるシャーロット・ブルームと英国演劇界を牽引する注目のクリエイターたちが集結しました。

主役のオイディプスには、2020年に13代目市川團十郎白猿の襲名を控え、歌舞伎界で革新的な活躍をみせる市川海老蔵オイディプスの妻であり母であるという悲劇的な運命を背負う王妃イオカステには元宝塚歌劇団娘役トップスターで、今もなおその確かな実力を多方面で発揮している黒木瞳オイディプスに嘆願するコロスたちの中心人物である神官を、“俳優”だけでなく“ダンサー”としても高い評価を受け、世界各国でジャンルレスに躍進している森山未來が演じます。そして、オイディプスの側近でありイオカステの弟であるクレオンに高橋和也預言者テイレシアスに中村京蔵コリントスから来た使者に谷村美月、羊飼いに笈田ヨシという、魅力と実力を兼ね備え鮮烈な個性を放つ布陣が実現しました。さらに歌舞伎、現代劇、ダンスの各分野で活躍する才能が集結し脇をしっかりと固めます。

英国トップクラスの演出家と彼が信頼する精鋭クリエイターたち、そしてジャンルを超えた贅沢な顔合わせで、前代未聞のクリエーションに挑みます。まったく新しい『オイディプス』の登場にどうぞご期待ください。 

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 話は題名のごとく、ギリシャ悲劇ですが、現代に置き換えてあります。
海老蔵さんも背広姿です。

私はこれは苦手で、むかしむかしのはなしにしておいてくれれば、過去にあった話ねと、入れるのですが、現代に置き換えてあると、何を暗示している、神託や預言者はおかしい、どこの国のことか?と想像をして集中できなくなるのです。

舞台装置もスチールかステンレスで作られた四角い箱の要塞・シエルターのような建物があるだけで、舞台転換もありません。

外へ行く時は、ガスマスクを付けているので、疫病や放射能が蔓延しているということかも・・・

ただ会話劇が進むにつれ、海老蔵さんの芝居に引き込まれていきます。

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オイデプスの海老蔵さんは圧倒的な存在感で、その妃イオカステを黒木瞳さんは年齢不詳で、コロスたちの中心人物である神官(コロス代表)の森山未來さんと、3人3様の存在感を見せていました。

森山未來さんは数人と踊ります、それは、舞台転換がない中で、大きなインパクトになります。

オイデイプス王は民衆を守るため、神託に従い、そのおぞましい真実を探し求める、そこで、分かったことは、自分たちのことだいうことです。

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父を殺して、母を娶り子を産ませた男が、自分達のことだとわかり、妃イオカステは自殺、その光景を見たオイディプスは、何も見なくていいと、自分の目を潰します。
その血のりが衣装に染まります。

ラスト、真っ赤に染まった衣装にくるまれた海老蔵さんは、自分で「民衆の前にさらけ出せ」と言いつつ、舞台左に向かい歩むうちに、衣装の端に人が乗り、舞台の真ん中に血のりの布が張りついたまま進む海老蔵オイデイプスはいつのまにか、真っ白な衣装になっていて、光りの中に向かう。

歌舞伎だと拍子木が鳴るところですが、もちろん大見得を切るでもなくその光に進む海老蔵オイディプス王の横顔と言うか横スタイルを見ているだけですが、圧巻でした。
いや神にでもなったかと思いました、最後にエンタメが来ました。
休憩なしの1時間50分の芝居でした。

悪の根源を断ちきって、民衆を守ると言う潔さと、あとコロスの代表が映像で、民衆に王の支配が終わったことを告げますが、ここはちょっと軽い気がしました。

やっと終わったと、招待された沖縄の少女

 

20日に公民館祭りで踊りを披露し、やっと終わりました。

2週間前に練習で踊った時に、先生に6割と言われ、それを見せる訳にはいかないと、特訓を申し出ました。個人レッスンのことです。

まあ一斉の合同授業と個人レッスンの2本立てで、もちろん個人だとレッスン料金が発生します。

だからほぼ個人レッスンは受けませんが、今回は人に見せるのでそういう訳には行かないので、受けることにしました。

自治会館を借りて、3時からですが、少し早めに行っています。と連絡すると、2時半に先生から、「着いたわよ」と連絡が入り、飛んで自治会館へ行きました。

私は、少し前にと言ったのは、15分前位のことで、自治会館の窓でも開けて、3時からすぐできるように準備をしようと思っていたのですが、先生は「貴女が少し早く行くと連絡が来たから、来たのよ」と30分早く来た、とのことです。

この30分と15分の違いはやはり大きいですね。決意の違いです。

先生の少しの時間でも面倒みやろうという気と、生徒は先生より少し早くという”のんびり”した気分との違いと、自覚すると嫌でも真剣にならざる得ませんでした。

それから2週間、踊り終わると、先生から「よく練習したわね」と言われましたが、「今度は何割の出来でしたか?」とは聞けませんでした。

だって、もう終わってしまったのですもの、ほっとしました。

でも、踊り納めの日に、また踊るようですね、聞いておけば良かったかしら?・・・・これだから、上手くならないのですね。(笑)

今日は即位礼の日でした。

海外からの国賓を招いての国事行事でした。

その招待客の一人に、高校一年生の沖縄の少女が居ます。

それは、2018年6月23日の沖縄慰安の日に当時中学生だった相良倫子さんが沖縄全戦没者追悼式で平和の詩「生きる」を朗読しました。

ここに上皇様、天皇の良心を見た思いがします。

安倍政権には決してない!!

それで全文を引っ張り出してきました。

www.youtube.com

私は、生きている。
マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
草の匂いを鼻孔に感じ、
遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

私は今、生きている。

私の生きるこの島は、
何と美しい島だろう。
青く輝く海、
岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
山羊の嘶き、
小川のせせらぎ、
畑に続く小道、
萌え出づる山の緑、
優しい三線の響き、
照りつける太陽の光。

私はなんと美しい島に、
生まれ育ったのだろう。

ありったけの私の感覚器で、感受性で、
島を感じる。心がじわりと熱くなる。

私はこの瞬間を、生きている。

この瞬間の素晴らしさが
この瞬間の愛おしさが
今と言う安らぎとなり
私の中に広がりゆく。

たまらなく込み上げるこの気持ちを
どう表現しよう。
大切な今よ
かけがえのない今よ

私の生きる、この今よ。

七十三年前、
私の愛する島が、死の島と化したあの日。
小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
草の匂いは死臭で濁り、
光り輝いていた海の水面は、
戦艦で埋め尽くされた。
火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、
燃えつくされた民家、火薬の匂い。
着弾に揺れる大地。血に染まった海。
魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、
懸命に生きる命だったのだ。
彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。手をとり合って生きてきた、私と同じ、人間だった。
それなのに。
壊されて、奪われた。
生きた時代が違う。ただ、それだけで。
無辜の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。

摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。
悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。
私は手を強く握り、誓う。
奪われた命に想いを馳せて、
心から、誓う。

私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。
全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできることを、
誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを。

あなたも、感じるだろう。
この島の美しさを。
あなたも、知っているだろう。
この島の悲しみを。
そして、あなたも、
私と同じこの瞬間(とき)を
一緒に生きているのだ。

今を一緒に、生きているのだ。

だから、きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。本当の平和を。
頭じゃなくて、その心で。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。
平和とは、あたり前に生きること。
その命を精一杯輝かせて生きることだということを。

私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を想って。平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。

大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。

これからも、共に生きてゆこう。
この青に囲まれた美しい故郷から。
真の平和を発進しよう。
一人一人が立ち上がって、
みんなで未来を歩んでいこう。

摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく。 

スウェーデンだけでなく、日本にもいましたね。

「戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。」

安倍政権の沖縄政策とは、明らかに違います。

上皇天皇は国民と苦楽を共にする、つまり国民に寄り添って来られました、世界平和の思いも。

自分ファーストの安倍政権とは違います。

こういう少女がいることそして招待されたことに、少し期待したいですね。

咲いた金木犀

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これまで咲かない、咲かないと友人とも話していた金木犀が、台風が過ぎた後、13日の日に一気に咲きました。

下の方は剪定を最近したので、咲いていませんが今上の方は満開です。

ご近所一斉です。

気温が下がったからか、雨が降ったからか分かりませんが、つぼみさえ見えなかった花が一斉に開きました。

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良い香りがします。

蕾のないところから、どう一気に開くのか、そのメカニズムを知りたいところですが。桜の花よりも短い開花時期を、今を盛りと咲いています。

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強大な台風19号は甚大な被害をもたらしましたね、52河川決壊だだそうです。

台風が強大だっただけに、広範囲にわたっています。

15号より強い風なら我が家の屋根が飛ばされるのではと心配&恐怖に駆られていましたが、小田原に上陸して構えていたのですが、その前に地震も震度3でしたが、ありました、W恐怖かと思いました。

ところが小田原に上陸して数分したら、急に静かになり、無風状態で、気味が悪かったですが、1時間経ち、川崎通過と、小田原と川崎を台風が通れば、県央は真上を通ります。

なのに静でした、台風の目の中に入ったとしか思えませんでした。

ご近所さんは、引き戻しがあるかしら?と、思いながらも静か過ぎて、9時に寝てしまったという方もありました。

わが家は門扉を外して玄関に入れて、潜んでいたのですが、事なきを得ました、幸いなことでした。

その後四十八瀬川の護岸が崩れたとかで、小田急線は止まりましたが、昨日復旧しました。

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 倒れてしまったメキシカンセージです。

千曲川阿武隈川などの1級河川の決壊の様子が次々と流れるニュースに唖然としました。

4~5年前小布施へ行った時に見た千曲川は川幅が広く、水が流れているところはごく一部で、川岸は広く畑になっていたのを記憶していますが、その川幅一杯に水が流れ、決壊したとは、水のただならぬ威力を感じます。

また福島県の被害は大きいですね。

災害国日本です、毎年毎年これが酷くなるのではと思うと、オリンピックなんかやってる場合ではないと思いますが・・・

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地球規模で気候はおかしくなっているのです。

、「気候行動サミット」が開かれ、各国が気候変動への対応を議論した。スウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥンベリさん(16)は若者の代表として登壇し「失敗したら我々は許さない」と各国の指導者たちに警告した。

www.youtube.com

その通りですね、早く実行に移してもらいたいと思います。

日本こそ先頭に立つべきです。

 

秋の庭

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メキシカンセージが花盛りです。

中々夏が終わりませんね、たまには過ごしやすい日もあり、そういう日はラジオ体操も二けたの人が集まります。

秋の花盛りの日々は花粉症で、目が涙目になります。

それでもまだ金木犀は咲いていません、近所の方とも、ずいぶん遅れているよね、と話しています。

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秋明菊の花も花盛りです。

台風19号が来ていますが、これまでで最強と言われています、それが関東直撃だとか。

まだ15号の被害に遭われた方々の修理が出来ていないですよね。

東の海上に逸れてくれないかしら、今年は台風が多い感じがします。

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雨も風も強いそうで、今日は先日ロープを買ってきたので、後ろの物置をドアが外れないように巻き付けました。

台風15号の時に後ろの物置、今はもう使っていませんが、さび付いてネジが回らなくて、解体できていない物置のドアが風で外れてしまいました。

3枚合わせのドアなのですが、下がさび付いて外れました、それを元に戻して、ロープで巻き付けました。

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奥に見えている、門扉は外して玄関に入れます。

風は怖いですよね、花は倒れるでしょうが、建物や電信柱が倒れないことを祈るばかりです。

あとは懐中電灯の準備をします。

3日分の水や食べ物は常備されているので、間際にはスマホの充電をします。

どうか日本全国被害がありませんように願っています。