るりとうわた

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金沢21世紀美術館

先日こんなニュースがありました。

シドニー 29日 ロイター] 「建築界のノーベル賞」とも言われる米プリツカー賞の今年の受賞者に、妹島和世氏と西沢立衛氏の2人の日本人建築家が選ばれた。主宰団体の米ハイアット財団が28日に発表した。日本人の受賞は1995年の安藤忠雄氏に次いで4度目。
 妹島氏と西沢氏は設計事務所SANAAを共同で運営し、日本をはじめ、ドイツ、英国、スペイン、フランス、米国など世界各地で作品を手掛けてきた。同賞の選考委員は「両氏の建築は光と透明性のアイデアを探求し、このコンセプトの限界をさらに押し広げた」などと評価した。

 主な共同作品には、米オハイオ州の「トレド美術館ガラスパビリオン」、長野県飯田市の「小笠原資料館」、金沢市の「金沢21世紀美術館」などがある。

 同賞の授賞式は5月17日にニューヨークのエリス島で行われる予定で、賞金10万ドル(約925万円)が授与される。

この話をテレビで知って、金沢21世紀美術館の場所を検索すると兼六園のすぐ側でした。大学時代を金沢で過ごした主人もその場所はかって○○があった場所ですぐに分かるというので、今回の観光地に加えました。
http://www.kanazawa21.jp/
三方が道路に囲まれている場所にあり、美術館敷地内にどこからでも人々が訪れることができるよう、正面や裏側といった区別のない円形が採用されたそうです。建物が街と−体になるためのデザインということで、平面的です。
 

美術館の外側には様々な個性的な遊具があり、誰でも使うことが自由になっています、色の3原色の壁は重なると緑色や紫色色になり、中を通り抜けることが出来ます。「未来の文化を創り出す子どもたちに開かれた教室として、見て、触れて、体験できる最適の環境を提供します。」とあります。

建物に壁はなく、ガラス張りで、開放感に溢れています。「透明であること、明るいこと、開放的であること」を求め、同時に中の者と外の者がが互いの様子や気配を感じ取る出会いの感覚も演出されているそうです。
   
  
中は自由に入れますが、展示場は有料です、ガラスの回廊になっていて見学して歩くことができます。このプールを覗くと、人が水の中に立っているように見えます。下に部屋があるようで、そこに入るのは有料です。
カフェレストラン、アートライブラリー、売店もあります、近くにあると楽しめますよね。