るりとうわた

日常をつづる

浴衣

今日は梅雨とは思えぬほど、晴天で気温も上がりました。
ラベンダーの花も花盛りでよい香りを放っています、梅雨の晴れ休みです。

こんなに気温が上がり、6月ともなると踊りの稽古には浴衣を使います。
長じゅばんを着ずに肌襦袢の上に直に着れるので簡単で、汗を吸い取ってくれるので、涼しく感じます。
普段のお稽古にはポリエステルの着物を使うことが多く、これは自分で洗濯が出来るのでとても便利なのですが、ポリエステルの襦袢に、ポリエステルの着物を着て、2時間近く練習すると、もう汗びっしょりになります。

 
桜柄の帯は娘の帯ですが、着物と柄が合うので借用しています。(笑)

今の浴衣は色も豊富で、扱いやすいのですが、昔の浴衣とは生地の厚さが違います。母が用意してくれた浴衣があるのですが、生地に張りがあり、目がつまり、1枚で今の浴衣の2枚分は出来るのでは?と言うぐらい綿糸がしっかりしています。
裄を出して着ようかと思うのですが、なぜか袂が短く丸く出来ています。寝巻きにも使える浴衣なんでしょうか・・・
踊りには、袂を使う振りが多く、袂は裄も丈も欲しいので、直さずにそのまま置いてあります。
今の浴衣は生地が薄いからか、座って立つと、膝とお尻の形がついて、しゃんとならないのが困りものです。
それと、洗った後の糊付けが大変で、毎度クリーニングでは高くつくので、アイロン掛けの時にキーピングを掛けながらします。
でも、これは古来からの本当の糊付けが一番効果がありますね、どちらも自然の素材です、やはり日本文化なんだな〜とひしと感じます。
「舌切り雀」のお話は、お婆さんが洗濯に使う糊を、雀が食べたと言うところから始まるお話でしたね、当時の生活ぶりが伺えます。(笑)





それと、今日妹と買物していて、呉服屋でこんな商品を見つけました。
後ろ襟ぐりがすでに大きくくれています、踊り用とも書いてあります。
肌襦袢を後ろに下げても、よく着物から覗くことがあるのですが、これなら大丈夫そうですが、邪道でしょうか?(笑)
試してみることにしました。