るりとうわた

日常をつづる

雲の上の町ゆすはら


水曜日の報道ステーションを見ていたら、ここは日本なの?と思うような素敵な町を紹介していました。
それはカルスト台地に2基の大きな風車のある光景です。
ヨーロッパを旅行していると、よく山並みに何基も居並ぶ大きな風車を見かけます。
日本も山が多い地形なので、風力の利用が出来るのではと思いますが、中々進まないようです。
ちょうどその話題で、【特集:自然エネルギー100%を目指す町・高知県梼原町 】で取り上げた映像でした。
前町長が10年以上前から、町民に自然エネルギーによる“エネルギーの地産地消”を呼びかけ、95%の支持を得て、風力発電に取り組んでいるというものです。
のみならず、太陽光発電四万十川・源流域の水を利用した水力発電など、あらゆる発電を取り入れて、電気の自給率100%を目指している素晴らしい町です。
その風力発電による電力を四国電力に年間、3400万円で売り、その収益金で太陽光パネルなどの他の自然エネルギーの活用に投資しているということです。
ネットで調べてみると、またとても素敵な梼原町のホームページがあるのでご紹介します。
http://www.town.yusuhara.kochi.jp/
その中の風力発電のページにこうあります。

梼原町は、愛媛、高知両県の5町村にまたがる日本の三大カルストといわれている広大なカルスト高原を有する地域にあります。この緑の高原「四国カルスト」は、日本最後の清流四万十川の源流域に位置しており、昭和36年県立自然公園に指定され、春から秋にかけては、土佐褐毛牛が放牧さ れるなど、県内有数の観光地であると共に、風況が良く風 力発電所の建設には最良の条件を整えていることが、平成8年度からの風況調査により実証されました。
 最近、何かと話題になっている地球温暖化を少しでも防ぐ手助けになればと、自然 にやさしい風力発電所の建設を行いました。この四国カルストをわたる風を受け雄大に回る風車が、町民の方や、観光客を含めた皆さんの地球環境問題への関心のきっかけになればと考えます。姫鶴台には、1基あたり600kwを発電できる風車が2基設置されている。

標高1300m
NEGミーコン社製
総事業費 444,965千円
(内風車建設 309,645千円)


こういう実践がすでに小さな町で行われているということは、市単位でも府や県単位でも可能ということです。
政治が住民とかけ離れたところで行なわれている感が強い中、住民と長が話し合い、一致すればよい方向に動くことが出来るということです。
本当に長(上に立つ人)はつくづく大事だと実感します。

また、HPの中で、「坂本龍馬脱藩の道 ウォーキング」というのがとても気になります。(笑)
一度機会があれば訪れてみたい町です。