るりとうわた

日常をつづる

西伊豆1泊(1)

29日30日と西伊豆に一泊し、夕日狙いです。
日帰りだと早めに戻らないといけませんが、宿を取ってあると日没までいることが出来ます。
直前に泊まれるお得宿の検索で民宿を探し、主人の写真撮りの付き合いです。

子供が小さい頃下田から石廊崎伊豆半島めぐりをしたことがありますが、すでに25〜8年も前の話で、新しい道も増えていました。
カーナビ頼りで行ったのですが、近道を教えてくれるのですが、海外沿いの道を行きたかったので、しばし反抗して進んだので、同じ道を何度も行ったり戻ったりしました。 (笑)
上の写真は戸田港の近くの「煌きの丘」(何でも名前がつくものです)から見た富士山です。
29日は天気も良く富士山には雲もないのですが、春霞のように全体がもやっていて、くっきりしないのが残念でした。
それでも、優しい曲線の優美な富士山です。
こちらは戸田港です。

次の土肥温泉の近くにある恋人岬に行きました。
道路から、岬の先端まで下るのが一苦労でした。
さすが、若い人好みの観光地で、カップルが多かったです。
この像の左横に富士山が見えているのですが、ますます霞んで見えます。
富士山頂に初冠雪があったのですが、真裏の北側だけで、こちら南側はポイントになる雪もなく、霞と消え入るようです。(笑)
その後黄金崎へ行く道は、通行止めで行くことが出来ませんでした。
折れた枝や倒木も多く、台風の影響があるようでした。

こちら堂ヶ島にある三四郎島です。
沖あい200Mほどのところにある伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島からなる4つの島で、見る角度により3つに見えたり、4つに見えたりすることからこう呼ばれているそうです。また、干潮時には一番手前の伝兵衛島まで瀬が現れ足をぬらさずに歩いてわたることができ、この現象のことを「トンボロ」と言い大変珍しい現象だそうです。
私たちの角度からは3つしか見えませんでした。

天窓洞は、白い凝灰岩からでき、その地下は蜂の巣のように海蝕トンネルができているそうです。
この日は波が高く遊覧船は欠航でした。この洞窟の中央にある天井が丸く抜け落ちた天窓があり、暗い洞窟の中に天井から光の帯が海面まで差し込み神秘的な光景が見られるそうです。
私たちは堂ヶ島遊歩道のコース上にある天窓洞を地上から眺めました。
昭和10年の早春に与謝野鉄幹・晶子夫妻が訪れ短歌にものこされています。 
“島の洞 奥に窓あり 潮ゆれて 孔雀の色を 我が船に投ぐ“ 鉄幹
堂ヶ島 天窓洞の 天窓を 光てくだる 春の雨かな“ 晶子

2時半頃に堂ヶ島に着き散策し、主人がこの地点で夕日の写真を撮ると決定したのは、3時ごろだったでしょうか。

前日TVで日没5時34分と言っていたので、2時間半も待たなくてはいけません・・・
その間に松崎へ行き、なまこ壁の残る民家を見て歩きました。


堂ヶ島に戻り、5時前からカメラを構えてスタンバる。(笑)
そのうち若者2人も加わり、主人と私の4カメラマンです。(途中で1人去る)

雲見温泉の民宿に着いたときにははすっかり暗闇で宿が探せず、電話して駐車場まで迎えに来てもらいました。
大御馳走に目が丸くなりました。
さすが漁師宿です、伊勢海老のお刺身が甘くてぷるぷる、黒鯛の煮物が張りがあり新鮮で美味しかったです。
一日目が終了です。