るりとうわた

日常をつづる

大雄山最乗寺


火曜日には、思い立って大雄山の最乗寺へ行ってきました。
http://www.daiyuuzan.or.jp/
まだ今年は紅葉狩りもせずで、月末に京都へ行こうかと夫と話していたのですが、色々と用が入ったりと、宿もとってあったのですがとりやめ、近場でということになりました。
子供が小学生の頃に連れて行った記憶があるのですが、その後25〜6年は経つと思います。
今年は友人達と鎌倉散策をしたのですが、やはり地形的な問題でしょうが、鎌倉のお寺は狭いですね、京都の大きさとは比べものになりません。
また関西出身の私なので、紅葉も箕面や六甲、嵐山等々、関西のほうが綺麗だ、という印象を持ち続けています。
ただその関西も遠く離れ、月日も経ち、それが幻か、頭の中の薄い記憶だけのことなのか?と定かでないので、検証したいと思う日々なんです。(随分オーバーに)
まあこの課題はそのうちに・・・。(笑)

大雄山は紅葉が有名なわけではないのですが、寺にもみじと桜はつきものですから。(笑)
大雄山は箱根の山の手前にどっしりと座る大きな山ですから、杉木立の中を進むので、紅葉など見当たりません。
車を降りてひやりとした空気に包まれた中を進むとありました、最乗寺が、少し紅葉しています。
広いお寺で、感心しました、鎌倉と同じ曹洞宗で、鎌倉のお寺は入るたびに600円の入館料が要りましたが、ここは無料です。
「開創以来6百年の歴史をもつ関東の霊場として知られ、境内山林130町歩、老杉茂り霊気は満山に漲り、堂塔は30余棟に及ぶ。」とあるので、森閑とした中に霊場でもあり修行場であリ、天狗伝説も頷ける雰囲気です。
大雄山最乗寺と号したのは應永元年(1394年)3月10日のことである。とは、室町幕府の時です。

突如ほら貝が鳴り響き、何やらあるようです。
後真殿まで上がるのに、77段の階段が厳しいです。
どうやら太鼓を打ち鳴らす音が聞こえ、お祈りがはじまるようです。
お経が読み上げられ、後ろの僧侶4人ほどが、お経を右から左へ、左から右へと何度も、たますだれよろしく垂れ流す様は、見どころ満載でした。
もちろん後ろのほうに正座して拝見、座禅の静に対して、こんなにも躍動感があるものなんだと感心して、思わず拍手したいところでしたが、手を合わせておきました。
その後はきちんとロウソクも立て、お賽銭も入れてお参りをしました。
国土安穏(こくどあんのん)万民富楽、ついでに家内安全を祈るは、今も昔も同じです。(笑)

最近年を取ったと思うことの一つに、賽銭箱があると自然と財布に手が伸びていることです。(笑)
もう神でも仏でも何でも頼めるものには頼んでおこうのスタイルですが、ただ現実味のある占い師や祈祷師類に頼む気はさらさらありません。
国家安泰でありますようにと祈らずにおれない日々ですものね。
天狗にちなんで下駄がいっぱいあります。
中に世界一大きな下駄があり、人の大きさと比べると、その大きさが分かると思います。