るりとうわた

日常をつづる

柏崎刈羽原発と新潟県知事


今朝のどしゃ降りの雨は凄かったですね、雨も必要ですし、庭の水まきにもなるのですが、もう少し、”ふつう”でお願いしたいものです。

安倍首相の、号令?に合わせたかのように、ここ電力会社での原発再稼働の動きがあります。
これで自民党参院選でも勝利したら、一気に原発再稼働へ進みそうで、本当に怖いです。

東電の社長が、柏崎刈羽原発の再稼動申請を行うにあたって、新潟を訪れました。

「新潟知事が原発再稼働の事前了解を迫る、東電との会談物別れ」という記事があります。

[新潟 5日 ロイター] - 新潟県泉田裕彦知事と東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)の広瀬直己社長は5日、柏崎刈羽原発の再稼動問題で会談した。

泉田知事は、再稼働申請を原子力規制委員会に行う前に県の事前了解を得るよう迫ったが、広瀬社長は要請に対して明言せず、規制委の審査と同時並行で県に了解を得る手順に理解を求めた。結局、両者の会談はかみ合わずに物別れに終わった。

<知事、不信感露わに>

新潟県への事前通告なしに2日に東電が取締役会で再稼動申請方針を決定しことに対して、知事は不信感を露わにした。「安全第一の会社が、地元に安全性の説明もせずに申請すると意思決定した事情は」と問い詰め、広瀬社長は「6、7号機の(再稼動の)準備が整った。ぜひ地元には説明させていただきたい」と弁明した。

これに対し、泉田知事は「なぜ(決定を)急いだのか。(規制委の)審査の順番を気にしたのか。年度内の黒字化を意識したか。金融機関の融資を意識したか」と畳み掛けた。広瀬社長は「経営者なので、それは絶えず意識している。3期連続の赤字は避けたい」と返した。

知事は、1年前に下河辺和彦会長が広瀬社長と県を訪問した際に「おカネよりも安全を優先する」と言及したことを挙げて、「安全優先はウソだったのか」と詰問した。 これに対し広瀬氏は、「安全かどうかを確かめてもらうことが今回の申請だ」と述べた。

同知事は会談で、「(規制委に再稼動を)申請してからなど事前了解とは言わない。(東電と新潟県などが結んだ)安全協定上には事前了解とある。約束を守るのか」などと厳しい口調で、規制委への申請前に県の事前了解を得るよう確約を求めた。

これに対し広瀬社長は「規制委の判断基準は出ている。新基準で、いままでにない設備(フィルター付きベント設備)を作る。そうした特殊事情の中で今回、こうした(規制委への)手続きを踏もうとしている。同時並行的に(県にも)検討を進めていただくことは可能なのではないか」と答えた。

30分あまりの会談の最後に知事は、「話がかみ合わないならお引き取りを」と広瀬社長に言い放った。一方、同社長は「知事に何度でも説明の機会をいただきたい」と返答した。

<8日の規制委への再稼働申請は困難に>

広瀬社長は会談後、記者団の取材に応じ、県の事前了解前に規制委に再稼動に向けた安全審査を申請するかどうかについて「何の事前かも議論の余地がある。是非、速やかに地元の県、市、村にご了解いただけるように、(規制委への申請と)同時並行に進められるようにしたい」と述べた。

規制委が定めた新規制基準施行日である今月8日に同原発の再稼働に向けた安全審査を申請するかどうかについて広瀬社長は「正直、難しい」との認識を示した。今後の新潟県との協議について、「できればリターンマッチをさせてほしい」(広瀬社長)としている。

(浜田健太郎)

泉田知事さんは頑張りましたね、「安全よりおカネか?」と東電社長に迫ったようで、「話がかみ合わないならお引き取りを」と広瀬社長に言い放った、ということです。
福島の事故も解決していないまま、もしまた事故が起これば、被害をこうむるのは新潟県民ですから、県民の代表として、知事の当然の行為です。
本来国民の代表であるべき、政府が、東京電力に対して取らなければいけない態度だと思います。
原発を再稼働しなければ、電気料金が上がると、宣伝して、なし崩し的に再稼働を行おうとしていますが、
原発の安全性への費用を考えた方が高くつくとして、スイスやドイツは原発を辞めることにしました、アメリカでもその結論で新規原発を取りやめたところがあります。
日本で、原発の方が電気代が安くつくというのは、これまで安全面を軽視していたからであって、十分な安全策を講じたなら、原発の電気代が必ずしも安いということは言えなくなると思います。
住民の安全、安心した暮らしのためには知事にも頑張っていただきたいですね。

一番上の写真は色づき始めたブラックベリーです。収穫は黒くなったら行います、ブラックなだけに。
上の写真はゴーヤの一番成りになるでしょうか・・・
上手く受粉できたかどうかが心配です。大きくなるといいのですが。