るりとうわた

日常をつづる

秋一番の最低気温


昨日の陽気から比べて10℃も下がり、今日は今年の秋の最低気温となりました。
余りの変化に、寒くてついていけませんね。
これだけ冷えれば、庭の紅葉も進みます。
上から赤くなり出したドウダンツツジです。

昨日は台風一過の晴天で、大量の洗濯物もカラリと乾きました。
今日の雨じゃ、衣替えも、中断となり、ホットカーペットが出せませんでした。
もう、この気温じゃ、冬物がいりそうです。
捜査途中の御嶽山にも雪が降ったそうで、困難な捜査活動が続きそうです。
やはり秋も異常気象が続くのでしょうか。

余りの寒さに、今日はおでんにしました。

寸胴鍋にぎっしり詰めました。
軽い練り物が上に浮いてきます。(笑)
明日も寒かったら、シチューの登場になりそうです。

夫のソニーVAIOくん(パソコン)からデーターは取り出せたそうで、今はメーカーに行ってハードディスクが壊れているので修理だそうです。
毎日新聞にこんな記事がありました。

赤字拡大、初の無配転落…ソニーはどうしたのか

毎日新聞 2014年10月14日 東京夕刊

 かつてぼくらをワクワクさせてくれた、あのソニーが変だ。「ウォークマン」のようなヒット製品もなく、聞こえてくるのはリストラ話ばかり。業績悪化で上場(1958年)以来初の無配にも陥るという。どうしたソニー! エールを込めて衰退の理由と復活の処方箋を探った。【内野雅一】

 ◇挑戦的な技術者が次々流出 「戦国武将集団」→「公家集団」に…

 ソニー株が9月18日、急落した。前日、今期の連結最終赤字予想の大幅拡大と無配を発表したことが嫌気され、一時、株価は1割以上も下落。「ソニーショックの再来か」と株式市場関係者を緊張させた。

 2003年4月、ソニーは1〜3月期決算で大幅な営業赤字になると発表した。ソニー株は2日連続で、1日の値幅制限の下限まで下落する「ストップ安」となり、その株安が市場全体に波及したのがソニーショックだ。半導体産業新聞編集長の津村明宏さんは「当時は期待感の裏返しでした。あのソニーが収益悪化か、と多くの人が驚きました」と振り返る。

 今回は違った。株価下落は1日で落ち着き、市場への波及もない。「ここ数年、ソニーがやっていることは資産の切り売り。決算数字をつくるために不動産、事業を売ります、人員を整理しますの繰り返しです。起死回生の思い切った話が出てくるわけではなく、目指すソニー像も見えてこない。業績の悪化にも驚かなくなりました」と、津村さんは突き放すように言う。ソニーへの期待感はもはやなく、株式市場でショックを起こす影響力もうせたというのだ。

 敗戦直後、ラジオの修理を始めた井深大(まさる)氏と、海軍の技術者だった盛田昭夫氏が再会し、46年5月に設立した東京通信工業ソニーの前身。テープレコーダー、トランジスタラジオを相次いで発売。いずれも「日本初」で、世界企業への道を一気に駆け上がった。消費者を驚かせ、新しい生活を提案する「ソニーらしさ」が、他の電機メーカーの追随を許さず、大賀典雄社長時代にはCDプレーヤーを世に送り出した。

略(歴代社長とその業績)

 平井氏就任とほぼ同時期、ソニーと同じく巨額の赤字を出し、苦境のパナソニックの社長になったのが津賀一宏氏だ。赤字のプラズマパネル事業からの撤退を即断、事業を次々に整理する一方で、成長が見込める車載や住宅事業に経営資源を集中させ、就任2年目から黒字化を実現した。

 中根さんは「パナソニックのように、組織と事業をいったん解体し、再構築する徹底した改革がソニーの本格復活には必要だ」と唱える。辻野さんは「昔のソニーは戦国武将の集団だったが、公家集団のようになった。復活に命をささげるくらいの覚悟を持ったリーダーが必要」と話す。かつて創業者スティーブ・ジョブズ氏を追放した米アップル社は、経営危機でジョブズ氏を呼び戻した。「アップル社のことを一番知っている人だからです。ソニーも、リストラで追い出した優秀で創業のソニースピリットを知る技術者を呼び戻せるか。その懐の深さがあるかどうかに復活はかかっている」と立石さん。

 創業の原点を知りたくて東京・北品川のソニー歴史資料館に行った。約500平方メートルの1階フロアに日本初のテープレコーダー「G型」など250点余りが並ぶ。そのなかに、設立に際し井深氏が書いた「会社設立趣意書」があった。

 目的をこう記している。「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達(かったつ)にして愉快なる理想工場の建設」。書き上げるまで3〜4日かけたという創業の思いが万年筆でしたためられた便箋から伝わるようだ。さらに経営方針として「経営規模としては、むしろ小なるを望み」とある。

 二十数人で始まった会社は今やグループで約14万人、連結売上高は7兆8000億円。ジャーナリストの大河原克行さんは「異端の中小企業が普通の大企業になってしまった。アップル社はジョブズ氏自身が欲しいものを技術者を怒鳴り散らしながら作っていた。経営と現場が近かった。ソニーは大きくなってそれが乖離(かいり)した」と話す。

 大企業がソニースピリットを取り戻すことはできるのか。資料館を出て、その道の険しさを思った。

どういう方向へ向かうのか・・・
武田信玄の言うように、やはり人は城、人は石垣、人は堀、なんですね。